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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ストーカー男に酸攻撃を受けた女性、苦難乗り越えようやく自信を取り戻す(印)

焼けただれた顔を見た他の生徒が怖がるという理由からアンシュさんを辞めさせた。近所では誰もアンシュさんを見ようとせず、話しかける人もいなかった。アンシュさんと自分の子供たちを関わらせないようにする住民までいたようだ。罪なき被害を被ったアンシュさんの心は激しく傷つき、深く落ち込んだ。しかしそんなアンシュさんをひたすら励まし続けたのは家族だった。「死にたい」と口にするアンシュさんに、家族は生き続けることが大切なこと、どんな姿になってもアンシュさんを深く愛していることを伝え続けたのだ。

2015年、家族は希望を失っていたアンシュさんを「Stop Acid Attacks」に参加させた。「Stop Acid Attacks」は、酸攻撃を受けた人々のリハビリや支援をするインドの非営利団体で、それに参加したアンシュさんは、酸攻撃の被害に遭った多くの若い女性たちが苦難を乗り越えて生きていることを知り、驚いたという。

「『Stop Acid Attacks』の女性たちは、私と違ってみんな前向きで自信を持ち幸せそうに見えました。そんな彼女たちの姿を見て、私もまだ人生を諦めてはいけないと思ったのです。参加後、私は人生を充実させて自信を取り戻そう、尊厳をもって自分の人生を生きていこうという希望を持てるようになりました。キャンペーンに参加したことで私も人生を変えることができたのです。今では気持ちが前向きになり、被害に遭った他の人を救いたいという思いも湧くようになりました。」

アンシュさんは現在、「Stop Acid Attacks」が運営するカフェで働いている。酸攻撃により左目は完全に失明し、右目も部分的にしか見えなくなった。2016年と今年1月に右脚と耳からの皮膚を移植する手術を行ったが、今後も長い時間をかけての移植手術を行っていかなければならない。しかしこの4年と少しの年月は、アンシュさんに強さを与え自信を取り戻させた。将来は、いつか伴侶を見つけて結婚し家庭を持ちたいと話している。

「私は、自分を襲った男のために人生を台無しにされるつもりはありません。男の人を怖いとも思いません。だって私の周りには父や3人の兄がいて、常に私を励まし支えてくれていますから。」

画像は『Storytrender 2018年7月31日付「“JILTED STRANGER MELTED MY FACE IN SLEEP” – BRAVE 20 YEAR OLD FINALLY REGAINS CONFIDENCE AFTER HORRIFIC ATTACK」(Pics from Caters News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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