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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】重い感染症で四肢切断した男性「今の人生は過去より充実している」(英)<動画あり>

パートナーのルーシーさんだった。多忙なパブ経営の傍ら頻繁にサム君を伴って病院を訪れ、アレックスさんが退院した時にも献身的にサポートし、励まし続けた。そして何よりアレックスさん自身が障害に負けたくない気持ちを持っており、自立できるよう並々ならぬ努力を重ねた。最近ではアレックスさんのことを知ったコスメティックアーティストであり世界的に有名な医療タトゥーイストのカレン・ベイツさんが無料で施術をオファーし、アレックスさんは口の周りに移植した皮膚に唇のタトゥーを彫ってもらった。

想像を絶する自身の努力や家族らの懸命なサポートのおかげで、アレックスさんはほとんどを自分でこなせるようにまで回復した。そして時間の経過とともにサム君のアレックスさんへの接し方も元通りになり、今ではこれまでにないほど息子と強い絆を築いているようだ。アレックスさんは、この4年余りを振り返ると同時に現在の心境をこのように話している。

「自分の身に起こったことが信じられず、悪夢を見ているようでした。でも動けなくなった体は事実で、本当に辛い時期もありました。ですがこの4年間、これまで生きてきた33年間よりも充実した人生を過ごしていると実感しています。自分がこんなふうになってから、やはり家族の存在がどれほど大切かということにも気付かされました。」

「四肢があった時にもっとしておけば良かったと思うことは山ほどあります。でもそんな後悔を今後はしないように、四肢がなくてもいろんなことにチャレンジしたい。自分は、手脚を失っても変わらないのだということを証明したいのです。今では息子は私の姿に慣れてくれました。息子にも、障害を抱えているからといって何もできないような自分を見せたくありませんでした。誰でもみな、障害を乗り越えていける道を見つけなければならないと思います。息子は今の自分を見て元気いっぱいだと感じているのではないでしょうか。息子がもっと成長して、これが今の父の姿なんだと受け入れてくれる日が来ればいいなと思っています。」

アレックスさんをこれまで診てきた医師は「これほど深刻な症状から生存できるというのはそうそうないことであり、奇跡です」と語っている。四肢を失ってからスカイダイビングやカヤックなど様々なアクティビティにチャレンジし、各地で講演会を行い、更に自立した人生を目指してより良い義肢を手に入るために自ら基金サイト「Alex Lewis Trust」を立ち上げたアレックスさんは、来年エチオピアで最も高い山でハンドサイクリングをする予定だという。

このニュースを知った人からは「アレックスさんの強さと勇気には感動する。これからも良い人生を送ってほしい」「家族の支えがあってこそ、というところもあるだろうね」「想像もできないほどの辛さや困難を乗り越えてここまで来ることができたんだろうな。すごいな」「素敵な家族とこれからも幸せでありますように」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年7月2日付「Dad who thought he had ‘man flu’ says losing his legs was ‘best year of his life’」(Picture: The Townsend/Lewis Family)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

病に陥る前のアレックスさんと家族(画像は『Metro 2018年7月2日付「Dad who thought he had ‘man flu’ says losing his legs was ‘best year of his life’」(Picture: The Townsend/Lewis Family)』のスクリーンショット)

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