■ルイス・スアレス（FCバルセロナ）
ウルグアイ代表FWのスアレス―と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、4年前のW杯ブラジル大会で起きた“噛みつき事件”かもしれない。スアレスがイタリア代表選手の左肩をガブリと噛んだあの事件だ。これによりW杯の残り試合の出場権を失ったほか、罰金など厳しい処分が科せられた。そんなワイルドで凶暴なイメージが先行するスワレスは、清掃員のアルバイトをしていた15歳の時に出会った2歳年下の妻ソフィアさんと、遠距離恋愛を経て結婚。9年目の現在もソフィアさんにゾッコンの愛妻家だ。時には厳しい言葉で叱咤激励するソフィアさんにすっかり尻に敷かれているものの、デルフィーナちゃん（7）とベンジャミンくん（4）を溺愛するパパで、先日は自身のTwitterでソフィアさんが3人目を妊娠していることを公表した。今大会開幕以来2ゴールを決め、決勝ラウンド進出も確定と公私ともに絶好調のスアレス。現在そろってロシア入りしている家族の前で、そして全世界のサッカーファンの前で“バンパイア・スアレス”の汚名を見事に返上中だ。

■ジェラール・ピケ（FCバルセロナ）
最後はスペイン代表DFのピケ。息子のミランくん（5）＆サーシャくん（3）が着ているのは…スペインではなくなんとコロンビアのユニフォームである。妻で人気シンガーのシャキーラ（Shakrira）はコロンビア出身で、熱狂的なサッカーファン。W杯では夫の出場するスペインではなく愛する母国を応援し、Instagramには「レッツゴー、コロンビア！」と綴っている。しかし先日のイラン戦でスペイン代表通算100試合出場を達成し「100 caps with Spain. The whole life with ＠SeFutbol!（人生のすべてをスペインとともに）」とツイートした夫に対し、シャキーラは「あなたを誇りに思うわ」としっかり称えていた。グループステージ第1節でいきなり強敵ポルトガルと対戦、決勝戦さながらの素晴らしい試合を見せたスペイン勢は、この波に乗り2大会ぶりの世界王座奪還を狙う。

フィールドではいつも真剣勝負、体当たりの熾烈な戦いを繰り広げる選手達。しかしフィールドを離れると彼らも優しいパパの顔を見せ、W杯出場選手達のSNSには我が子と戯れる微笑ましいショットがたくさん並んでいる。いよいよグループリーグ最終節がはじまったが、愛する子供や家族、そしてファンの熱い声援を受けて奮闘するすべての選手達の健闘を祈りたい。

画像は『Nj neymarjr　2018年6月12日付Instagram「Aquela paradinha」』『AntoRoccuzzo88　2018年6月22日付Instagram「＃vamospapi ＃vamosargentina」』『Shakira　2018年6月19日付Instagram「Vamos Colombia!」』『Luis Suarez　2018年6月21日付Instagram「FELIZ por ser parte de la HISTORIA de URUGUAY cumpliendo partidos!!!!!!」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　c.emma）