奥村氏の指揮による演奏も披露された。奥村氏は「音楽に合わせて指揮棒を振るとどうしても遅くなるので、自分の感性で（指揮棒を）振ってほしい」と参加者にアドバイスをし、「実際のオーケストラでは上がらない歓声が上がるのが醍醐味ですね」と微笑んだ。

こちらのイベントは本日30日から4月1日までの3日間、各日11時と13時半（各回1時間）、上野恩賜公園・噴水前広場で開催する。この週末にオーケストラを指揮する醍醐味を味わってみてはいかがだろうか。

今年で14年目を迎える『東京・春・音楽祭 －東京のオペラの森2018－』では、すでに発表されている公演に加え、ロッシーニ没後150年にちなんだ東京春祭特別オーケストラによるプログラムも新たに決定した。国内外の一流アーティストによるオペラやクラシックの演奏会のほか、無料のミニコンサート、子どもたちがクラシックを身近に感じられる音楽プログラムなど、様々なイベントで春の上野を華々しく彩っている。
（TechinsightJapan編集部　木村美保）