海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】披露宴でスーパー商品を値札のままテーブルへ 悪質すぎるケータリング業者(英)

幸せいっぱいで終わるはずだった一日を台無しにされたケリーさんは涙が止まらなかったという。一方でケリーさんはジェイソン氏にケータリングの費用を全額返金するように約束させ、目の前で誓約書を書かせて証拠写真を撮影した。しかし現時点でも、いまだジェイソン氏からの返金はないという。

エマ・ケネディーさん(31歳)もジェイソン氏の悪質な被害に遭った花嫁だ。エマさんは昨年12月31日の大晦日に挙式をした。事前にケータリング費用として800ポンド(約12万円)を支払い、「この日は真夜中までサービスしてほしい」と依頼していた。だが当日、酔っ払って現れたジェイソン氏は午後10時半には片付けて帰る旨をエマさんに告げた。届けたケータリング内容もビスケットが大半で、「ホームメイドケーキ」と称したケーキはとても食べられたものではなかったという。「動物園の象の方がよっぽどいい物を与えられているわ」とエマさんは怒り心頭だ。

さらに、2015年に結婚したエドウィーナさんとマーク・エルソンさん夫妻はジェイソン氏に700ポンド(約10万円)を支払いサービスを依頼した。ところが当日はジェイソン氏が会場に現れることはなく、関係者らは急きょ大手チェーン店スーパー「Sainsbury’s(セインズベリーズ)」へ買い出しに向かったという。夫妻は現在、ジェイソン氏に対して法的措置を起こしている。

またある別の女性は、ソーシャルメディア上でジェイソン氏の悪質行為を非難した。2014年12月に誕生日パーティーを計画した女性は「パーティー・パッケージ」として400ポンド(約6万円)を支払い、100人のゲストのためにカラオケ・ディスコを含むビュッフェを申し込んだ。しかしジェイソン氏は現れず、食べ物や飾りつけなどもない誕生日は最悪なものになったようだ。この女性は「業者からは返金や謝罪も一切ありませんでした。みなさんはJLS Entertainmentを絶対に利用しないで」と警告している。

これらの苦情に対し、当のジェイソン氏は「必ずしも全ての客に満足してもらえたわけではないが、客に法外な値段を請求したことは一度もない」と口にしており、反省の欠片もないようだ。しかし、ネット詐欺を含むイギリスの詐欺犯罪を通報する政府機関「Action Fraud」から連絡があったことは認めているという。

人生において輝かしい一日となるはずの結婚式は、誰もが完璧に終えたいと願うことだろう。その思いを逆手に取り、内容にまるで見合わぬ費用を請求し詐欺行為とも取れる悪質なサービスを続けているジェイソン氏。このニュースを知った人からは「だから契約とかサービス内容をしっかり把握しなくちゃいけないんだね。利用者からの評価を知ることも必要不可欠だと思う」「これまで何の調査も行われていないなんておかしいのでは?」「『客に法外な値段を請求したことは一度もない』って…いやいや、850ポンドも請求してASDAの2ポンド(約290円)のドーナツはないでしょ」「850ポンドのケータリング費用というのが一般的には安すぎると思う。その値段だったら質の良いサービスは望めないと思うけど」「安いビスケットが嫌で、安いマックに走るところがウケた」「ケータリング費用としては安いけど、それでもこのサービスは請求された値段を支払う価値のないもの」といった声があがっている。

画像は『The Sun 2018年2月27日付「HERE CRUMBS THE BRIDE Wedding caterer blasted for charging £850 for buffet serving custard creams and Asda doughnuts」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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