車を盗んだ挙句に幼い子を車内に置き去りにして車を川に投げ捨てた窃盗犯への怒りの声があがっていた。しかし現場近くでアウトドア・アクティビティセンター「Adventure Beyond（アドベンチャー・ビヨンド）」を経営しているジェットさんは悲しみの中、Facebookに下記のように投稿した。

「妻とキアラはちょうど家に帰ろうとしていました。車を出そうとしたところ、銀行のカードが割れていることに気付き、川の隣にある事務所に現金を取りに戻ったのです。ほんのわずかの間に車が忽然と消えてしまったため、川に転落してしまったと思い、川を見て必死で探したのですが見つからず、何者かがキアラを連れて車を持ち去ったと思ったのです。」

結果として、川へと続く傾斜に停められていた車は何らかの原因でキアラちゃんを乗せたまま、川に吸い込まれるように落ち、停められていた場所から約45メートル離れたところの水中で見つかった。

その騒然とした光景を目にしたカーディガン町議会のケイトリン・マイルズさんは、「救助隊らの行動は素早かった。ミルフォード・ヘヴン沿岸警備隊らは必死の捜索をしていた」と警察含め全ての救助隊がキアラちゃんの捜索に尽力していた様子を口にした。ある住民は「今まで何も起こったことがないこんな小さな町で、こんな出来事が起こるなんて」とショックを露わにしている。不運にも最悪の結果となってしまった日の1週間後となる3月27日には、キアラちゃんは3歳の誕生日を迎える予定だった。誕生日を目前にしての悲劇に、一家の悲しみはいかばかりであろうか。

現在も警察の捜査が続いているが、このニュースを知った人からは「母親がブレーキをかけずに車を離れたということ!?」「私にもこのぐらいの孫がいるけど、幼児からは絶対に目を離さないわ」「幼い女児がこんな形で亡くなるなんて悲劇としかいいようがない」といった声があがっている。

画像は『The Sun　2018年3月20日付「TRAGIC TOT Girl, 2, dies after being pulled from ‘stolen car’ after ‘thief’ ditched it in a RIVER」（Facebook）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）