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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】コンビニ従業員が媒介 来店者2000名がA型肝炎に罹患か(米)

衛生面での問題を指摘された部分についても改善を進めている。だが「今日もホットドッグを買ってきたよ」と同メディアの取材に話したのは、隣の建物で働いているブレイズ・サンチェスさん。常連客である彼は、知らないうちに自分も感染したのではないかとして不安そうだ。

ウイルスに汚染された飲食物を摂取した者が発症し、性的接触や経口感染などにより感染が広がることがあるA型肝炎。感染を予防するためには生水、氷、生の野菜や果物などを避け、トイレを使用した後や調理時、食事の前に石鹸で手をよく洗うことに尽きるといい、水道の整備や衛生面で問題がある地域に渡航する場合には、事前のA型肝炎ワクチン接種が望ましいとされている。

A型肝炎の潜伏期間は約2~7週間と長く、発症した場合は発熱、全身倦怠感、消化器症状、肝機能低下による黄疸などが確認されるが、安静と食事療法により数か月以内に回復する。乳幼児の感染は軽症であるものの成人では症状が重くなることがあり、高齢者になると劇症肝炎や肝不全に陥ることもある。また患者は症状が消えても他人に感染させる力を持ち、数週間が経過するまでは注意が必要だそうだ。

エドワーズ氏はまた、すべての食品販売事業所に対するメッセージとして「調理や加工にあたる従業員にあらかじめA型肝炎ワクチンを接種しておく、このことの重要性を改めて教えてくれた事案です。とにかく衛生面に気をつけ、十分に手を洗い、病気の従業員は働かせない。管理者がこのことを徹底して守るよう努力してください」と訴えている。

画像は『Fox 13 2018年1月8日付「Health officials say customers at West Jordan 7-Eleven possibly exposed to hepatitis A」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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