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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】396グラムで誕生した赤ちゃん、元気に育つ(印)

インドでこのほど、大人の手の平に収まるほどの低出生体重児だった赤ちゃんが健康に育っていることが話題となっている。『New York Post』『The Sun』などが伝えた。

インドのラージャスターン州に住むシータさん(Seeta、48)とギリラジさん(Giriraj、50)の間に生まれたマヌシちゃん(Manushi)は生まれた時の体重が14オンス(396グラム)で、身長は8.6インチ(21.8センチ)と大人の手の平にのるほどだった。足の大きさにおいては大人の手の親指の爪にも満たない状態の低出生体重児である。

昨年、母親のシータさんは妊娠中に高血圧で危険な状態に苦しんでいた。妊娠28週目に超音波検査を受けた際、胎盤への血流が不足していることが判明したため、昨年6月15日に緊急帝王切開となった。こうしてマヌシちゃんは通常より3か月も早く誕生したが、その皮膚はとても薄く、肺や心臓、脳、腎臓等の臓器がまだ充分に発達していな状態だった。

マヌシちゃんは人工呼吸器をつけられ集中治療室へと移されたが、当時の両親は医師から0.5%ほどの生存率しかないことを告げられた。ジヴァンタ小児病院(Jivanta Children’s Hospital)の新生児専門医の主任であるスニル・ジャンゲッド医師(Dr Sunil Janged)は、マヌシちゃん誕生時のことを以下のように語っている。

「彼女が生まれた時、何が起こるか予測不能でした。息をするのが苦しそうだったために人工呼吸器をつけ、まだ十分に発達していない肺を膨らませて呼吸を助ける治療をしました。」

「腸や消化器系器官も未発達で経口摂取が不可能だったため、栄養を十分に摂取することができませんでした。そして高カロリー輸液療法(TPN)によりアミノ酸、脂質、糖質、ミネラル、マルチビタミン、微量元素など赤ちゃんにとって必要な栄養素を中心静脈から投与しました。」

「そして7週間後には母乳を少し飲めるようになったのです。彼女はゆっくりと自分で呼吸ができるようになり、脳や目なども問題なく発達しています。」

マヌシちゃんは新生児治療室で6か月間過ごした後、今月ようやく退院ができるようになった。現在、彼女の体重は5.2ポンド(2358グラム)までに成長し健康状態も良好なようだ。

ジャンゲッド医師は、

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