「お前、殺してやる」などと脅迫されたこともあったという。ただしサルマは、ワインスタインの要求をひとつだけ聞き入れたそうだ。

「『映画を最後まで撮らせてやる。もし女同士の濡れ場を演じればな』―そう言われたのです。」

そのようなストレスに負け、ある日セットでサルマは大泣きしてしまったと明かしている。

「この人を怒らせれば、ハリウッドで成功する可能性は潰れる。」
「映画の撮影がとん挫する。」

そんな恐怖心ゆえに、泣く泣く彼の要求をのんだ女性がどれほど多かったことか。「なぜ何年も前の被害を今さら告白するのか」と批判の声もあるが、夢を叶えようと映画界に飛びこんだ彼女達は必死の思いで働いていたのだ。被害者である彼女達が責められる立場にならぬよう、多くの映画関係者やファンが心より願っている。

画像は『Salma Hayek Pinault　2017年10月1日付Instagram「＃makeup @anglomamakeup hair @jennifer_yepez ＃balenciaga ＃parisfashionweek」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）