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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「出産しても生存不可能」と告げられた妊婦、臓器提供のため妊娠継続を決意(英)

出産から体調が回復した時には自分の腎臓のひとつも提供することに決めたそうだ。「娘は腎臓がないので、それを提供することはできません。だからせめて娘の名誉のために私の腎臓を必要とする人に授けたいのです」と語っている。

お腹の我が子が生き続けることはできないと承知していながら、妊娠の継続を決意したヘイリーさんの辛さは計り知れない。もしエイヴァ=ジョイちゃんが出産中に死亡せず、たとえ一呼吸でもすることができれば、法律上この世に誕生した証として夫妻は出生証明書を得ることが可能となる。

しかし死後は速やかに臓器が摘出され、その後家族で最期のお別れをするしばしの時間が与えられる。どのような状況になるのかはわからないが、ヘイリーさんは「たとえ1秒だけでも娘が小さな目を開けて私を見つめてくれたら、一呼吸だけでもしてくれたら、それは私にとってはかけがえのない瞬間であり、誰もその瞬間を私から奪うことはできないのです」と述べている。

現在のヘイリーさんとスコットさんは、自分たちと同じように胎児が致命的な告知を受けても妊娠を継続することを決意した家族へのサポートをするべく、チャリティプロジェクトを開始したそうだ。

このニュースを知った人からは「本当に心が痛む。でもなんて勇気ある女性なの。どうかこの家族に幸せが訪れますように」「素晴らしい夫妻だわ。言葉がないほど感動した」「エイヴァ=ジョイちゃんによって救われる赤ちゃんたちは、素晴らしいギフトを与えられるのね」「とても悲しいけど、素晴らしい決断だ」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2017年12月16日付「Brave pregnant mum carries baby she knows will die at birth in bid to help save other dying tots」(Image: Triangle News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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