writer : tinsight-takazawa

東大生の正答率0% 『瓤嚢』読めたら1箱10万円の超高級みかん当たる

みかんの「瓤嚢」は薄い方が好ましいことが分かったが、では「瓤嚢」とは一体何なのか? 長年みかんに携わっているJA西宇和営農指導部の宇都宮浩文さんは「昔から流通業者の間では、にしうわみかんは他の産地に比べ瓤嚢が薄いことで有名です。“口の中でみかんが溶ける”と言われるほどで、食べるときに薄皮を剥ぐ人はまずおらんね」と教えてくれ、生産農家の須賀成人さんは「瓤嚢が薄いのは当たり前やから、作るときに薄さを気にしたことはないです」と話す。なんとなく「瓤嚢」の正体が分かったような気がする。

1.7ヘクタールのみかん畑で約1,500本の木を育てている須賀さん(左)と、営農指導歴30年、ご自身もみかん農家3代目の宇都宮さん

このクイズに「よし! 挑戦してみよう」という人はキャンペーン挑戦サイト(http://ja-nishiuwa.jp/search/)へ。正しい読み方を見つけて検索することで、初めて応募サイトに辿り着くことができる。前述の宇都宮さんに「“瓤嚢”って漢字で書けますか?」と聞くと、「全く書けません。薔薇より絶対難しい!」と返答し、須賀さんは「漢字があるのを初めて知った!」と驚いていた。みかんの専門家でさえも難しい問題のようだ。

(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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