エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】櫻井翔の演技が絶妙 『先に生まれただけの僕』で“鳴海校長”の思いつきから高校生が奇跡を起こす

それまで「京明館なんてアピールするところがない」「どうせ私たちがなにかをやっても大して変わらない」という意識だった生徒たちが、自主的に話し合い行動を起こす。「オープンキャンパス」を知ってもらおうと中学校前でチラシ配りをはじめ、見応えのあるイベントができないかと探し、全国大会に出た書道部の生徒に断られても頭を下げて頼みこむ。

そうやってこぎつけた「オープニングキャンパス」ではほとんどの教師が「アクティブラーニング」や「ペップトーク」で授業を行い、生徒たちからも拍手や歓声が沸くほど盛り上がる。最後に行われたイベントでは書道やDJによって組み立てられたショーを見せて感動を呼ぶのである。

「大学進学と奨学金の悩み」や「スクールカーストによるいじめ」「デジタル万引き」「無気力な教師」など教育現場での問題をあぶりだしてきた本作だが、生徒たちが生き生きと行動する姿はやはり気持ちがよい。

会社員としての自分の立場と校長として高校をどのように変革させるか、難しい課題を抱えて苦悩しながらも周囲の協力をもらいながら一歩ずつ前進する鳴海校長。不器用なところもありながら、根は真面目で正義感が強い性格を櫻井翔が好演する。

次回は鳴海校長とその恋人で樫松物産のOL・松原聡子(多部未華子)と真柴ちひろの関係がクローズアップされるが、微妙な立場を櫻井がどう演じるか注目だ。

画像は『【公式】ドラマ「先に生まれただけの僕」 2017年11月11日付Twitter「第5話ご覧頂きありがとうございました」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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