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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】知的障がいを理由に子供の親権を奪われた両親、悲しみを吐露(米)<動画あり>

エイミーさんとエリックさんは今も子供たちの親権を取り戻そうと闘い続けている。エイミーさんは双子の子供たちにも頻繁に会いに行っており、クリストファー君とハンター君にもエリックさんと一緒に週に2~3回は会いに行く。しかし親子が会う場所は児童保護サービスの事務所であり、わずか数時間の間でさえも毎回監視のもとに置かれている。

「私たちは、あれをしてはダメ、こうしてはダメと一挙一動をいつも監視されている気分です。私は子供が大好きなんです。私の母はプレスクールで20年以上勤務していて、私の周りにはいつも多くの子供たちがいました。子供たちと一緒にいろんなことをするのが好きだし、将来も子供たちに関係のあることに携わっていきたいと思っています。IQはただの数字であって子育てには関係ありません。我が子を愛しているかどうか、きちんとサポートできるかどうか、また子供が親を必要とした時にそこにいてあげることができるかどうかが一番大切なことなのではないでしょうか。私はどれもこなす能力はあります。」

「このまま子供たちを取り戻せなかったらどうすればいいのか」とエイミーさんとエリックさんは子供を奪われた悲しみを吐露し、相当なストレスを感じているようだ。アメリカではこの2人のように、我が子と引き離され苦難を抱える両親が他にも存在する。

2015年にはマサチューセッツ州で、中度の知的障がいを持つ母親が2歳の娘の親権を巡って闘い、裁判では母親が勝訴、里親に預けられていた娘を取り返している。学習障がいを持つ親の支援をする「子育てを成功させる支援協会(The Association for Successful Parenting)」のスーザン・ユアンさんは、「母親は誠実で、子供のことを何より大切に思っている。IQが60以下となると、子育て能力に影響が出るかも知れないが、どんなIQレベルの人間でも子供にとって悪影響を及ぼす親になる場合もあるため、IQレベルは実際の子育てにあまり関係はない。世間はIQが低いと子育てができないと信じているがそれは大きな間違いだ」と発言している。

このニュースを知った人たちからは「なんだか映画の『アイ・アム・サム』を思い出して悲しくなった」「この両親、何も悪いことしてないんだからどうして子供を取り上げるのよ。返してあげるべきよ」「なんてこと。子供を所有物みたいに扱ったり、暴力振るう親がのうのうとしているのに、不公平過ぎる」「子供を可愛がっている親から引き離すなんて絶対に間違ってる」「これがアメリカ。最悪だな」といった声があがっている。

画像は『Inside Edition 2017年11月17日付「Parents With Intellectual Disabilities Share Heartbreak of Losing Custody of Their Children」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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