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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】「まだまだ現役」70年のキャリアを持つ89歳女性教師(英)<動画あり>

教えることを天職とし、70年にわたり教職に就く“イギリスで最も高齢の教師”と言われる女性のニュースを『Mirror』『Express』『Inside Edition』などが伝えている。女性は今月末で90歳を迎えるが、「まだまだ現役で頑張るわ」と教えることに情熱を燃やしている。

ウェスト・ヨークシャー州リーズに暮らすアイリーン・ベイシャムさん(89歳)は、第二次世界大戦後の1947年、同州ブラッドフォードにあるファーフィールド小学校の教壇に立った。ロンドンのファーズダウン教員養成大学を卒業して2年後、20歳の時だった。

その後、同小学校で校長に就任し1992年に退職したアイリーンさんだったが、その1年後に孫の1人が通う小学校の校長から「先生として教室に戻って来ないか」とオファーされたという。

それからアイリーンさんは89歳になった今も、娘のスーザンさん(53歳)に送り迎えをしてもらい、毎週木曜日だけボランティアとしてPool Church Of England(プール・チャーチ・オブ・イングランド)小学校の5歳~7歳の児童がいるクラスで、子供たち一人一人に読み聞かせをしている。

戦後間もなくして長きにわたり教職に就いてきたアイリーンさんは、時代の変化を身をもって感じて来たのだろう。現在の学校教育のあり方と昔の違いをこのように語っている。

「私が教師になった時は、生徒たちを厳しく躾けるための道具として杖を渡されたの。でも私は子供たちを怖がらせたくなかったから使ったことがなかったわ。昔は1クラスに49人の児童がいたものだけど、今は30人が上限だし。厳しい時代が続いた時は給食なんてなかったし、当然携帯電話もなかった。アシスタントのスタッフや秘書なんていうのも学校には存在しなかったわ。」

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