また「今の転職市場」についても佐藤氏が明かした。「転職市場そのものも盛り上がっていますね。景気がいいと企業もいい人材を求めて求人が増えるため、転職者が増えるんですが、今はまさにその流れです」と現状を分析し、「大きく職種を変えるのはハードルが高いですが、同じ業界なら今は転職がしやすい時期だと思いますよ」とのこと。そして「僕はIT業界に強い転職コンシェルジュなのですが、エンジニアに関しては、間違いなく売り手市場です。少子化による労働人口の減少に加え、IoTの拡がりによるエンジニア需要の急増などの背景から求人数は右肩上がりで、希望にマッチするオファーも増えています」と転職のプロとして実感しているようだ。

ちなみに今回の意識調査では、約6割の人が「転職経験者の方が仕事ができるように感じる」と回答している。上を目指してのポジティブな転職ならば、世間体を気にしたり、周囲の理解を得られない時代ではないようだ。転職するなら「転職して満足している！」「転職して良かった！」と胸を張って言える転職を目指したいものだ。
（TechinsightJapan編集部　高沢みはる）