writer : tinsight-takazawa

「自分の子どもを育てて欲しいタレント」にガチ回答も、“待機児童”問題には… 子を産みたい働く女性への実態調査

「自分の子どもが待機児童にならない」と思っている女性に対して、「何故そう思うのか」を質問したところ、最多は「現在の居住地的に問題ないはずだから(46.9%)」であった。続く2位の回答は、「何となく(41.7%)」。このように待機児童問題を理由なく楽観視している人もいることが判明した。「すでに対策を打っているから」と自身の問題として対応済みの人もいたが、わずか5.2%であった。また、自分の子どもが待機児童にならないように対策をとっている人は、将来そのリスクを感じている人たちを合わせても4割弱であり、60.8%の人が「特に何もしていない」と回答した。待機児童問題に関して漠然とした意識でいる女性も少なくなさそうだ。

「自分の子どもが待機児童にならないと思う理由」

そもそも7割の女性が、子どもを託児・児童保育施設に預けることに不安を感じているという。理由としては「送り迎えが大変(56.1%)」、2番目は「費用を支払えるか(52.7%)」、3位は「教育内容がしっかりしているか読めない(40.1%)」、4位は「虐待されないか(36.9%)」、「食事がしっかりと提供されるか(26.7%)」という結果が出た。このことから子どもを預けられれば、一気に問題解決とはならない現状がうかがえる。

「子どもを託児・児童保育施設に預けるに当たって不安な点」

以上の調査結果から判明したのは、期待されているのは、“質の高い”サービスを提供できる託児・保育施設の増加だということ。今回、産後も働きたい女性が8割超いることも分かったが、これから子育てと仕事を両立しようとする女性をはじめ、社会全体の高い意識が必要だと言えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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