エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】増田恵子&MAX『UFO』から“亀梨ジュリー”の『勝手にしやがれ』まで “阿久悠メドレー”に沸く

『24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~』(日本テレビ系)で8月27日、メイン会場の日本武道館に作詞家・阿久悠さんと所縁の深いピンク・レディーの増田恵子、岩崎宏美、山本リンダが登場、メインパーソナリティーらと“阿久悠メドレー”をパフォーマンスした。

26日の夜にはドラマスペシャル『時代をつくった男 阿久悠物語』を放送しており、それに絡めた企画である。ドラマでは紹介しきれなかった歌手とのエピソードにも触れており、阿久悠さんが才能を見込みながら「1位」に恵まれない和田アキ子に「これも1位にはなれないかもしれないが、お前が歌い続ける限りずっと歌っていける歌だ」と渡したのが『あの鐘を鳴らすのはあなた』(1972年)だった。

また、オーディション番組『スター誕生!』からデビューした岩崎宏美は当時、父親から芸能界に入ることを反対されていた。阿久悠さんもスランプに陥っていた頃で、これがヒットしなければ作詞から手を引こうとまで考えて書いたのが『ロマンス』だった。16歳が歌うには大胆な歌詞だが「清純派イメージの岩崎とギャップを狙った」のだ。それが大ヒットとなり阿久悠さんは自信を取り戻し、岩崎は父親が車のカーステレオで『ロマンス』を聴いていることを知って嬉しかったという。

『勝手にしやがれ』(1977年)は“ジュリー”こと沢田研二に惚れ込んで書いた作品だ。歌詞を見た沢田は「歌詞が強すぎる」「カッコ良すぎて自分が負けてしまう」とアイシャドウでアクセントをつけたり、帽子を投げるパフォーマンスを思いつく。そして同曲でレコード大賞を受賞した。

今回、武道館で生パフォーマンスされた“阿久悠メドレー”は増田恵子とMAX(LINA・MINA・NANA)によるピンク・レディーのレコード大賞受賞曲『UFO』からスタートした。宮迫博之が尾崎紀世彦の代表曲『また逢う日まで』を熱唱すると、次に岩崎宏美本人が思い出深い『ロマンス』を披露する。

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