海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】息子を亡くした父が世間の親に訴える「子供との時間をどうか大切にして」(英)

病を患うも「出血が起こるのは5%の可能性」とされ、医師からは今後の成長にはまず問題はないだろうと言われていた男児。しかしその5%の悲劇が突然起こってしまった。3歳になったばかりの息子を失った父親が、1年経ってこのたびFacebookに綴った投稿が反響を呼んでいる。『Mirror』『The Sun』など複数メディアが伝えた。

英イースト・サセックス州ヘイスティングスに暮らすリチャード・プリングルさん(40歳)は、昨年の8月18日に最愛の息子ヒューイ君(3歳)の死を迎えた。

2013年5月7日に生まれたヒューイ君は海綿状血管腫という脳の血管の奇形を抱えていたが、そのほとんどは無症状で良性の病気であることから医師には「出血の可能性は5%」と言われており、今後の成長にも問題はないだろうとされていた。ところが2016年の8月18日、これまで順調に育ってきたヒューイ君は突然、脳出血を起こしてそのまま息を引き取ってしまった。

愛する息子の死から1年後、リチャードさんは「ヒューイは優しいいい子でした。退屈なことでも楽しいと思わせてくれるような子でした。普段の何気ない姿を収めた息子の写真が今では形見となってしまいましたが、この3年という短い間に、息子は私たちにかけがえのない思い出をたくさん残してくれました。私の仕事はそれを一生忘れないことです」と語り、自身のFacebookに「息子の悲劇から学んだことを世の中の親にも伝えたい」と10のメッセージを投稿した。心打たれるその内容は以下の通りである。

1.子供にいっぱいキスをして愛してあげてください。決して十分すぎるということはないのです。

2.子供のための時間を作ってください。今していることを止めて、ほんの数分でも子供と遊んであげてください。子供に「遊んで」と言われた時、つい「ちょっと待って」と言ってしまうという人も多いでしょう。私たちは子供と遊ぶことよりも他に重要なことがあると思いがちですが、子供とかけがえのない時間を過ごすこと以上に重要なことなど何もありません。

3.ビデオや写真など、できるだけ子供の成長記録を残しておいてください。もしかしたらそれが唯一の形見となってしまうこともあり得るのです。

4.子供にお金を費やすのではなく、時間を一緒に費やしてください。どんなことをするか、その内容は何だって構いません。散歩をしたり一緒に水たまりをジャンプしたり、海で泳いだりキャンプをしたり、とにかく一緒に楽しんであげてください。それが、子供たちがいつも望んでいることなのです。私は息子に買った物をあまり覚えていません。覚えているのは息子と一緒に何をしたかということです。

5.一緒に歌を歌ってあげてください。私の一番幸せな思い出は、息子を肩車している時や車で息子が隣に座った時に、一緒に好きな歌を歌ったことです。

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