writer : sekihara

“暑さ対策日本一”熊谷市で「アイス抹茶」の無料試飲会開催 こまめな水分補給を呼びかける

日本全国各地で猛暑が相次いでいる。7月17日(海の日)には、埼玉県熊谷市でも36.1度を記録した。熊谷と言えば、「あついぞ!熊谷」というフレーズと大きな温度計をニュース番組などで見たことがないだろうか。しかし熊谷市は「あついぞ!」と言っているだけではない。その暑さに負けじと「暑さ対策日本一のまち」を目指して独自に熱中症予防に取り組んでいるのだ。このたび、その取り組みと連携した「ネスカフェ ドルチェ グスト 宇治抹茶」の無料試飲会が熊谷市で28日まで開催中だ。現地を訪れて取材した。

24日、熊谷市は曇り空。直射日光が注がないだけまだ楽なはずだが、少し歩くと汗が噴き出てくる。熊谷名物となった「八木橋百貨店」のエントランス外に設置された大温度計は30.3度を指していた。

「八木橋百貨店の大温度計」7月24日正午頃は30.3度

このエントランスで買い物客の喉を潤し、そして市役所1階の休憩スペースで来所者をもてなしていたのが、ロックアイスを入れた冷たい「ネスカフェ ドルチェ グスト 宇治抹茶」だ。無料試飲のブースの前には、まさに老若男女が、鮮やかな緑色のアイス抹茶が入ったカップを手に、暑さを逃れてほっと一息ついていた。ときにアイス抹茶を求める人々の列や人だかりができ、市役所のブースでは開始から3時間ほどで350杯を提供したというから、かなりの盛況ぶりである。

ブースではアイス抹茶の提供に大忙し

実際に飲んだ人に話を聞いたところ、「まろやかで美味しい」「あまり抹茶を飲む機会がないけど美味しい」などの感想があった。また若い頃に茶道をたしなんでいたという女性は、「抹茶のスイーツの“甘い抹茶”が苦手なの。でもこれは抹茶(本来)の味がするから、全部飲んじゃったわ。昔の記憶が戻りました」とにこやかだった。こちらの抹茶は甘い抹茶ラテなどとは違い、抹茶本来の甘さやほろ苦さを楽しむものだ。そのためガムシロップを入れて飲んでいる小さい子供も見受けられた。

きめ細かな泡も。アイス抹茶

抹茶は健康や美容にも役立つそうで、緑茶に比べてポリフェノール(茶カテキン)が2倍も含まれているそうだ。これは茶葉から抽出する緑茶に比べて、抹茶は茶葉を丸ごと飲むことができるためだという。しかし抹茶というと、特別な道具が必要だったり、その作法などから敷居の高いイメージがあるが、こちらは専用マシンに水をセットし、宇治抹茶の専用カプセルをセットして、ボタンを押すだけ。そのため短時間に多くの来場者に対応できるようだ。

専用マシンで作るアイス抹茶

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