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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】がん闘病の女生徒、「精神不安定」を理由に学校側がプロム参加を拒否(英)

4歳の時から闘病生活を送っていた16歳少女にとって、学校のプロム(ダンスパーティー)への参加は何よりも楽しみにしていたことだった。ところが学校側は「精神が不安定だから無理」と非情にも少女にプロムへの不参加を言い渡した。英メディア『Mirror』や『Liverpool Echo』が伝えている。

英チェシャー州ランコーンに暮らすアレックス・ダラスさん(16歳)は、4歳の時からがんと闘ってきた。母サム・マッティソンさん(39歳)が娘の右目上が腫れていることに気付き病院へ連れて行くと脳に腫瘍があることが分かり、アレックスさんは幼い頃から化学療法や放射線治療を続けてきたのだ。

アレックスさんは、オーミストン・ボリングブルック・アカデミーの11年生(高校生)で、昨年12月に脳の腫瘍を一部除去する12時間にも及ぶ大手術を受けた。現在はがんを克服したものの、これまでの辛く厳しい治療が原因で腎臓病と身長が止まる骨粗鬆症を患い、16歳にして身長134cm、体重はわずか25.4kgほどしかない。闘病後はうつ病などを発症し、手術以降は学校の授業へはほとんど出席できず半年間、自宅や特別なトレーニングセンターで個人授業を受けて過ごしてきたという。

登校はできなくても、アレックスさんには学校側が主催するプロムに参加したいという願いがあった。母サムさんも、これまで闘病生活を続けてきた娘へのご褒美としてプロムでは贅沢をさせてあげたいと思い、380ポンド(約56,000円)の費用を出してベビーピンクのマーメイド型ドレスを特注。さらに小柄なアレックスさんのために市販用サイズにはない靴も60ポンド(約8,800円)かけて特別にオーダーした。そして祖母のロレイン・ゴッティングさん(59歳)も、孫のためにと100ポンド(約14,600円)以上もかけて何か月も前からヘアスタイルやメイク、ネイルのアレンジを予約していた。

ところが学校側は、6月30日のプロムにアレックスさんの参加を拒否した。言い分としては「6か月も学校に来ていないので、プロム前の2週間は一日1時間ほど学校の授業に出席するように伝えました。こうすることで彼女の状態を見ることができるし、他の生徒と関わることもできます。しかし彼女が登校することはありませんでした。これではイベントの参加を許可することはできません」ということだが、サムさんは怒りを露わにしてこのように話している。

「娘はこれまで辛い闘病生活をしてきました。12月にも頭を大手術しています。それでも学校には保育所時代から一緒の友達が多く、学生生活の最後をみんなと迎えたかったのです。学校側は『安全上の問題で参加を許可できない。娘さんは精神的に不安定で、もしトイレに自分自身を閉じ込めてしまい出られなくなったりしてもいちいち監視はできない』と言ってきたのです。娘は11歳の時からプロムを楽しみにしていたんですよ。それに昨年大手術をしたからこそ、プロムで楽しみたいという思いがあったんです。娘は今のところ命が脅かされているというわけではありません。学校のモットーは『一人一人を大切に』ということなのに、なぜ娘は他の生徒たちと同じように扱ってもらえないのでしょう。」

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