エンタがビタミン

writer : tinsight-takazawa

【エンタがビタミン♪】泰葉、一連の告発に関する記者会見<詳細レポート>

以下、報道陣からの質問に回答(一部抜粋)

―提訴して後悔することはないか
泰葉:おかげさまでございません。やはり自分にフタをして生きていて、どこかおかしい、体調がおかしい、自分ではない、そう思っていました。それで全部吐き出したうえで私は音楽活動もありますし、これはもう司法の手に委ねるしかないと自分の抱えている問題ではないと判断しました。というのも、ブログに寄せられた悲惨な虐待の現実を涙ながらに読んでいて、私ひとりでは解決できない。日本憲法に裁いていただきたい。また虐待している方がまったく反省の色がない。これは問題です。司法の手に委ねましたので、私としてはとてもスッキリしています。

―離婚会見ではDVだと言わなかったのは?
泰葉:まずDVという言葉すら知らなかったんです。自分がDVを行われていることすら認めたくない。これが本当に苦しいところですね。自分の歴史まで否定しなければならなくなるし、そういうことでフタをしていたという感じでしょうか。

―家族はどう言っているか
泰葉:昨年の9月21日の記者会見の前日に家族から激励会をしてもらいました。そのときから会っていません。特に私が告発をするとなると、同じ業界です。落語会、弟たちも林家一門もあります。それで私は一切の連絡を絶ちました。迷惑がかかるからです。(涙ながらに)家族もみんな会いたがっていると思います。私も会いたいです。この虐待については、家族には一切言っていませんでした。

―提訴は具体的にどういう形なのか
泰葉:弁護士先生は決まっております。先週第一回目のミーティングが終わりました。先生のご判断でいくと民事でいきたい。私もそれがいいと思っています。和田アキ子様に関しても民事です。それは当然です。

―今のタイミングで裁判に踏み切るのは、きっかけがあったのか
泰葉:この4、5年、本当に死にたい死にたい地獄で、毎日どこから飛び下りようか、この薬を何錠飲んだら死ねるのか、そんな毎日が続いて、死にたい地獄は本当に地獄です。この4月10日に記者会見をさせていただいて、そのあとなんですけど、メイクアップアーティストの女性がメイクをしている間に、私こんなことがあったんだと申し上げたところ、「泰葉さんそれは犯罪なんだよ」って真っ青な顔をして言われて、それからすべての扉がガーッと開いたように心の中に溜まっていた膿がブワーッと出てきました。出し切った今、とても幸せです。

ときに笑顔も見せた泰葉

―和田アキ子から具体的にどんなことをされたのか
泰葉:『サンデー・ジャポン』様に出演させていただいたときには、必ず『アッコにおまかせ!』の楽屋を通ることが義務付けられています。「おはようございます」私が申し上げると何の返事もなく「なんでアンタ、そんな肌出した洋服着てんの?」これなんです。みんなの前でさらし者にされるんです。これが一度や二度じゃないんです。私は少ないですけど、他の皆さん、相当本当に大変だと思います。こういう芸能界の悪しき習慣は本当にやめていただきたい。

―小朝との結婚していた期間はどのような日々だったか
泰葉:地獄の日々です。ただ落語に関していえば大変勉強しましたし、父の家業でもありますし、そこはまっとうできたという自分のプライドがありますし、自分の誇りですが、日常生活においては、もう地獄の地獄です。

―どういうところが許せなかったのか
泰葉:度重なる暴力ですね。一番きつかったのは、布団にぐるぐる巻きにされて、二階から突き落とされました。それからあるときは私はほとんど運転手代わりだったので、運転をしていると、後ろの席から席を足蹴にして命の危険を感じました。木刀の練習を始めたときに、私のこの辺をがんがん叩かれて、車を停めてから殴ってくれとお願いしたところ、ダメだの一言です。六本木の交差点でやられたときには混雑しているし本当に大変でした。高速道路でそれが始まったときには本当に命が危ないと思いました。逆さづりにして、そんなにお腹が空いているならこれを食べろと言われて、吊るされて食パンを喉に詰められました。息が詰まりました。ちょっと気を失いました。熱い味噌汁をかけられたり、「俺を誰だと思っているんだ」と包丁を振り回されて、12針塗ったこともあります。現在、これは言おうと思わなかったんですけど、左耳の聴力がほとんど低下しています。これは殴られた後遺症です。枚挙にいとまがありませんね。目隠しをされて部屋の脇に立たされておもちゃのピストルで撃たれました。おもちゃと言っても当たると大変なケガをします。あとは性的なことなので、あまり公には…すみません。

―DVをお弟子さんの中でも見ていた方はいるか
泰葉:弟子たちも被害者です。相当にやられています。同じ業界だから言えないだけです。またここで初めて言いますが、プロのSMの方を呼んで、3人でそういう性行為をやったということも何回かあります。ですが、その方たちは証言しないかもしれませんが、そういうことも経験にありますので、それも証言にとっては有利だと思います。

―証言してくれるような協力者はいるか
泰葉:なかなか芸能界ではしがらみがあるので難しいと思いますが、(和田アキ子に関して)報道の皆さまが残してくださっている(記事に)、虐待が笑い話になっていて、酔っぱらってボコボコにされたというようなすべて証言に代わっていくんです。証拠として膨大な量で残るので、かなりの確率で勝訴を見込んでおります。ですので、提訴に踏み切ります。

―音楽活動の宣伝と見る向きもあるが?
泰葉:そう思われたくないので裁判します。司法は宣伝として利用できません。そんな甘いものではありません。私も裁判を何回か経験して、一回は勝訴、一回は和解です。利用できるなんて生易しいものではありません。ですから司法に委ねたのです。

―家族にはどなたにも相談していないということだが、おかみさんは心を痛めているのではないか。
泰葉:母は高齢ですけど強い人です。だから私はちゃんと真実を書けば、待っていてくれていると思います。母を信じています。弟たちもです。とっても残念で心待ちにしているのは、三平の息子の柊乃助にまだ会っていないんです。ほ~んとうに会いたい。(提訴が確実になったら会いに行こうと思っているとのこと)

―ヤスハ・エイド・シェルターを立ち上げる目的は?
泰葉:実際にエイド・シェルターを作った女性弁護士先生をご紹介していただくことになっています。今でも虐待を受けて命の危険にさらされている人がいらっしゃいます。何しろ逃げたい、隠れ場所を建設して、虐待にあった者にしか虐待の痛みは分からないので、そうしたら分かり合えて次の人生を歩いて行けるシェルターを建設したいと切に願っています。私はお料理がとても好きなので、こういうときは温かいスープが心に沁みるので、スープを出して皆さんと語り合ったり歌ったり泣いたりしたい。来年いっぱいまでには頑張って建設したい。

ピアノの弾き語りで『スマイル』を堂々歌い上げる泰葉

すべての質問に回答してから、ピアノの弾き語りでチャップリンの『スマイル』を堂々歌い上げた。1時間以上の会見を終えて、頭を深く下げて降壇した。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

一人で会見に臨んだ泰葉

写真撮影に応じる泰葉

提訴することを表明した泰葉

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