海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】人間が与えたジャンクフードでメタボになった野生の猿 決死のダイエット(タイ)

メタボリックシンドロームに悩まされるのはもはや人間だけではないようだ。このほどメタボになった野生の猿の話題が飛び込んできた。「太っちょおじさん」と不名誉なニックネームをつけられたこの猿は愛嬌もたっぷりだが、お腹の脂肪もたっぷりだ。このままでは命にかかわるとして現在は保護されている。『UPI』や『Metro』などが伝えている。

『UPI』によると、タイのバンコク市内で保護された野生の猿は体重が57ポンド(約26キロ)もあり、同種マカク属の平均体重の約3倍もあった。近隣住民や観光客からは「太っちょおじさん」と呼ばれて親しまれている。

しかし野生の猿がここまで太るには大きな原因がある。「太っちょおじさん」が棲む付近はバンコクの水上マーケットがあり多くの観光客が訪れる。そして人々からメロン、スイートコーン、ジャンクフードや炭酸飲料、ミルクシェイクなどを与えられ、ここまで太ってしまったというのだ。

このままでは健康を害するとしてタイの国立公園・野生生物・植物保全局(Department of National Parks and Wildlife Preservation)によって先月27日に保護された。同局のFacebookに掲載された「太っちょおじさん」の写真はタイ国外の人々からも関心を集めた。

タイ政府の野生動物専門の獣医であるスパカーン・キーホット(Supakarn Kaewchot)氏は「我々人間が(肥満の)原因を作ってしまいました。猿が食べてはならない物を与えてきました。しかし私達には、それを防ぐことができたはずです」と話す。

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