エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】ゆず、デビュー20周年の思い「ゆずはゆず」

同アルバムには、いきものがかりback numberSEKAI NO OWARIの3バンドと、それぞれ1曲ずつコラボしたゆずの楽曲が収められている。「忙しいグループで人気者だけど快諾してくれて」と感謝した北川は「いきものがかりさんとは地元の横浜でメンバーと中華料理を食べながら何の曲をやろうか話した。SEKAI NO OWARIさんとは実際にメンバーが生活している“セカオワハウス”を訪ねて、ゆずのファンだという深瀬くんとNakajinを中心に曲を選んだ」そうだ。「どのグループも形式上ではなくワイワイ話しているところからやれたので、温度感が出たのではないか」と互いにコラボを楽しんだようだ。

「ドームでファンとお祭り騒ぎをしたい」と岩沢厚治

また、5月3日のナゴヤドームからスタートする『YUZU 20th Anniversary DOME TOUR 2017 ゆずイロハ』に話が及ぶと、岩沢が「ドームという会場は野球をやるところ」と笑わせてから「ファンのみなさんとお祭り騒ぎができれば」と語り、北川は「20年というキャリアの中で一番大きなツアー。20年経った今、自分たちの音楽をこれだけの人が聞きに来てくれるのが本当にありがたい。見終わった後に“ドームって意外と小さいね”って自分たちを近くに感じてもらえるようなツアーになったら」と願望を口にした。

そして同ツアーのセットリストについては「大きい会場なので、初めてゆずのコンサートに来る人もいると思うので、ベスト盤からしかやらないぐらいの思いでセットリストを作っています」と言いつつも、「新曲にトライしたい」という思いもあるそうだ。また「僕たちのファンクラブのマスコットキャラクター“ゆず太郎”くんがステージ上で大活躍する演出を考えているので、みなさん、ゆず太郎グッズを身にまとって来てほしい」と一部構想を明かした。

ツアー最終日の6月4日福岡ヤフオク!ドーム公演は、BSスカパー!にて生中継される。生中継は「緊張もしますし、テンションも上がります」という岩沢は「中継が入ると、ミュージシャンは本気を出すので、ミュージシャンの本気を見ていただければ」と報道陣を笑わせた。

20周年を迎えたゆずの2人

20年前を思い起こして、北川は「地元横浜をいっぱいにしたいとか、デビューできたらいいねとか野望はなかった。ゆずを一日でも長くやっていけたらいい」、岩沢は「結成したときに20年間頑張ろうねと約束もしていないし、気が付いたら20年経っていた」と無欲だった2人。しかし20年という年月が経過して北川が「20年経って、ゆずはゆずでしかないんだなと思って、ネガティブというより嬉しいなという感じがして、もっとさらに面白いことができるんじゃないか」と発言すれば、岩沢は「デビューして4、5年経ったときは、“ゆずっぽい”って言われるとカチンときた。さらに10周年ぐらいには“ゆずっぽい”って言われるのは、なんて素晴らしいことなんだろうと」と気持ちの変化を明かした。そして「いい意味で自分たちの限界を知りつつ、だったらこうしてやろうとやり方を探してきた20年。自分たちもさらにスキルアップしていくんだろうけど、ゆずはゆず。変わるといっても変えられないので、アップデートして“ゆずっぽい”ということを増やしていく」とこれからの活動を見据えた。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

会場を去る北川悠仁

会場を後にする岩沢厚治

報道陣からの取材に応じたゆず

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