エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ゆず『栄光の架橋』誕生秘話 X JAPANのような「壮大なロックバラード」にしたかった

ゆずが2004年7月に出した『栄光の架橋』はNHK『アテネオリンピック中継』公式テーマソングとなったのをはじめ、後のオリンピック番組でも使われ続けている。広く愛されており、東日本大震災の時は同曲に「元気づけられた」「救われた」という人が多かった。彼らにも転機となったこの名曲が、実はロックバンドX JAPANにインスパイアされて誕生したという。

ゆずの北川悠仁は常々X JAPANのファンだと公言しているが、自身の曲作りへの影響もあるそうだ。4月15日、日本テレビ系で放送されたバラエティ番組『嵐にしやがれ 土曜夜9時 お引越し記念!今夜は3時間スペシャル』のなかで相葉雅紀がゆずのプライベートスタジオを訪れた際に、北川から「人生で初めて」という『栄光の架橋』誕生の経緯が語られた。

相葉から“ゆずに影響を与えた日本の名曲”について振られるなか、北川が中学生の時によく聴いたのがX JAPAN『ENDLESS RAIN』だという。「後の曲作りにも影響を与えたとかは?」と問われると、北川は「ちょっとありますね」と『栄光の架橋』のアレンジで「ロックバンドの壮大なバラード」風にしようと考えたことを明かす。

ただ世間ではゆずと言えばデビュー曲『夏色』のイメージが強く、スタッフは「それはゆずっぽくないだろう」と難色を示した。そんな北川の告白を聞いていた岩沢厚治が「なんか、北川とスタッフの温度差が違った」と当時を振り返る。「『ENDLESS RAIN』なんです!」と熱く訴える北川の姿を思い出して「そういうことだったんだ! これだったんだな!」と今になって納得していた。

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