イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】チャールズ皇太子、ダイアナ妃との挙式前日は「プレッシャーで涙」も

チャールズ皇太子に関する新著『Prince Charles: The Passions and Paradoxes of an Improbable Life』によると、皇太子とカミラ夫人が出会ったのは1971年のこと。皇太子はカミラ夫人のしっかりした性格、また人の話にきちんと耳を傾ける真摯な態度などに惹かれ、たちまち恋に落ちたそうだ。しかし皇太子は仕事の都合で遠い場所に配属となり、それを機に破局。しかも当時の皇太子は20代前半で結婚には興味を示さず、結局カミラ夫人は元恋人とよりを戻して結婚したという。

それでもチャールズ皇太子とカミラ夫人は別れられず、再び関係を持つようになった。その一方で皇太子はダイアナ妃とも交際を始めたが、それにマスコミが気付くなり状況が一変する。「皇太子が新恋人と夜を過ごした」といった報道も出回ったことでエディンバラ公フィリップ王配(皇太子の父)は焦り、皇太子に「このままではダイアナの評判に傷がつく」「ダイアナとの関係について決断を下せ」と手紙で伝えたそうだ。これを「婚約しなさい」という命令だと解釈した皇太子は、「結婚する心の準備などできていない」「父上は酷い」と衝撃を受けつつ、ダイアナ妃に求婚したという。

しかしそんな関係がうまく行くはずもなく、挙式を前に関係は早くも悪化。性格が全く異なる2人には共通の趣味もなく、ダイアナ妃もチャールズ皇太子の古臭い習慣に辟易するようになったのだそう。またカミラ夫人への未練もあり、皇太子は挙式の前日に思わず涙してしまったとのことだ。

それだけに結婚生活は円満とはほど遠くチャールズ皇太子はカミラ夫人との関係を続け、またダイアナ妃も不倫に走り、夫妻は後に離婚に至っている。

もし王室のメンバーでなければ、プレッシャーに潰されることなく普通の恋愛を楽しめたはずのチャールズ皇太子。世間はそれでも彼を批判し「ダイアナ妃を不幸にしたダメ男」と責めたが、伝統ある英王室の未来の王として、皇太子は我々一般人には理解できぬほどの重圧を感じていた可能性がありそうだ。なおダイアナ妃は1997年に恋人と共にフランスにて交通事故に遭い他界したが、皇太子はエリザベス女王の反対を押し切ってフランスに渡り、亡骸と対面している。その姿を見て長い間涙を流した皇太子は、ダイアナ妃の遺体を英国に運ぶよう手配。後に行われた葬儀では息子らと共に棺の後を歩き、ダイアナ妃に永遠の別れを告げた。妃とは離婚に終わったものの、自分のもとに嫁ぎ悩みながらも息子を産み育てたダイアナ妃に、皇太子は“男女の愛”とは違う愛情を感じていたのではないだろうか。

出典:https://www.instagram.com/clarencehouse
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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