このストーカーは、ムハンマド（Mohammed Jaffar）なる名の29歳の男。裁判所に提出された書類によると、この男はテイラー・スウィフトのコンドミニアムに出没し「テイラー本人に会いたい」と要求。「今すぐに立ち去るように」と促されるも受け付けず、その後の2か月間に4回も同コンドミニアムに出没し、最近現地を訪れたのは2月15日だったという。

このように頻繁にテイラーのコンドミニアムに足を運んだムハンマドは、一度はなんと建物内への侵入に成功。テイラーの部屋前の廊下にずっといる姿が監視カメラ映像に残っており、建物の屋根部分にいる姿まで確認されたそうだ。

またムハンマドはテイラー邸のブザーを1時間押し続けたほか、翌日にもドアベルを長時間鳴らし続けるなど執拗極まりない態度でテイラーとの対面を迫ったもようだ。

さらにムハンマドはテイラーが所属するマネジメント会社に何度も電話をかけており、その回数は1月27日から2月16日までの間に59回に及んだとのこと。内容は「テイラーに連絡を取らせてほしい」というものだったが、この執拗さは熱狂的ファンの域を明らかに超越するものだろう。

このような行為の末、ムハンマドは今月に入りストーキング行為などの容疑で逮捕された。判事はすでに「テイラーに近寄るな」として接近禁止命令を下しているが、それだけでこのストーカー男の行為を抑止できるのかは不明だ。

人気セレブの住所は、パパラッチ撮影の画像やメディア情報、さらに目撃者らによるSNS情報の拡散で、いまや簡単に特定することが可能になった。その一方で当然セレブ達の危機感は増すばかり。「なるべく普通の暮らしがしたい」と願ったテイラーもボディガードを雇うことに抵抗があったというが、過去に不審者がテイラーの母が住む自宅を訪問し「テイラーを殺す」「誘拐する」「結婚する」などと予告する事例が頻発。身を守るため仕方なくセキュリティスタッフを雇ったといい、外出に同伴させる生活を始めてもう何年にもなるそうだ。

出典：https://www.instagram.com/taylorswift
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）