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writer : ac

【海外発!Breaking News】ナイフが刺さったサメ ダイバーに助けを求める(ケイマン諸島)<動画あり>

先月27日、ケイマン・ブラック島沖でグループダイビングのエスコートをしていたベン・ジョンソンさんは、砂底に体長1メートル弱のサメがいることに気づいた。活動が鈍い日中とはいえ、どこか様子がおかしい。ベンさんが近づいて見ると、驚いたことにその頭部には約30センチのナイフが刺さっていた。

しばらくするとサメは方向をくるりと変えてベンさんの真下に移動し、まるでベンさんに助けを求めるかのようにピタリと止まった。

「“優しく”と言い聞かせながら、サメの頭部からナイフを抜いてやりました。傷口は7~10センチもありましたが、サメはその場で少し泳いだ後、同じ場所に戻っていきました。」

ベンさんによると、助けたサメはコモリザメの一種でサンゴ礁周辺の海底に棲息しており人間を襲うことはほとんどないという。

「この地域には美しいサンゴの海に憧れてたくさんのダイバーが訪れますが、まさかナイフが刺さったサメに遭遇するとは、ショックでしたね。」

そう語るベンさんだが、『ケイマン・ブラック・ビーチ・リゾート(Cayman Brac Beach Resort)』のFacebookから、次のような嬉しい報告も届いている。

「ベンさんがサメを発見した同じ場所で、その後何度か同じサメが目撃されています。どうやら致命傷ではなかったようで、私たちはみな胸をなでおろしています。今後もケイマン諸島の美しい海とその仲間たちを見守っていきたいと思います。」

ケイマン諸島では2015年以来サメの捕獲は禁止されており、違反者には懲役4年の実刑、または50万ドルの罰金が科せられるという。

動物への虐待と言えば今年1月、オーストラリアのクーンバナ・ベイで人間にTシャツを着せられ泳ぐイルカが目撃されている。また、昨年2月には中国の動物園で観光客に「羽が美しいから欲しい」と羽をむしられたクジャクが無残な死を遂げていた。

出典:http://mysteriousuniverse.org
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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