writer : tinsight-takazawa

親に感謝の気持ち、伝えてる? “働くママ”の2割が同居・近居の親に「いつもありがとう」言わず

ショートムービー『ありがとうの距離』には、近くに住む両親にいつも家事や育児を手伝ってもらい「やっぱり母が近くにいると頼りになる」と実感している女性が登場する。しかし、その反面「いつでも『ごめん』と言えるこの距離感。ついつい母にあたってしまう」と母に対して申し訳なくも思っているこの女性。

仕事・家事・育児に奮闘する女性

そんなある日、仕事で帰宅が遅くなった女性は、留守中に自身の代わりにさまざまな家事をこなしてくれていた母に対して「今日やろうと思っていたのに!」ときつい態度で接してしまう。しかし、これは仕事と家事をうまく両立できない自分への苛立ちそのもの。そんな娘のことをすべてお見通しの母が、眠り込んでしまった女性にそっと毛布をかけると、それに気づいた女性は「いろいろごめんね。いつもありがとう」と素直に気持ちを伝えることができた。そして「本当は“ごめん”じゃなくて、“ありがとう”の距離なんだよね」と、“ありがとう”の大切さに気づくのだった。

最近、親に「いつもありがとう」と言ったか(同居・近居)

このショートムービーを公開した野村不動産アーバンネットが、20~40代の働くママ500名(親と同居もしくは近くに住んでいる人250名、それ以外の人250名)を対象に行ったインターネット調査で、「親に『いつもありがとう』と言ったのはいつか」と質問した。すると、親と同居・近居の人では「最近1~3日未満に言った」(22.8%)と多かったが、トップは「言っていない」(23.6%)という結果に。また、「自身の仕事ぶりや家事や育児への満足度」については、親と同居・近居の人の方が、親と離れて暮らす人よりも「満足している」と答えた人が多かった。この回答から、同居や近居では親が娘の家事や育児を手助けし、その分、仕事に集中できるといった様子がうかがえる。しかし親に感謝の言葉を伝えていない人も、実は多いようだ。近くにいるから「いつでも伝えられる」ではなく、近くにいるからこそ毎日感謝の気持ちを伝えたい、そんな気持ちにさせる動画である。

(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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