海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】誘拐され激しい暴行のうえ顔を焼かれた子犬、それでも人間を信じる(英)

人間はなぜそこまで狂暴になれるのか、そして犬はなぜそこまで健気なのか。昨年2月に起きたある犬に対するとんだ虐待事件をもとに、涙を誘うような話題を提供したのは「英国王立動物虐待防止協会(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals 以下RSPCA)」であった。

4人の少年に誘拐され、拷問とも呼ぶべき暴行を受けたのはチワワのミックスでまだ子犬であった“チャンキー”。少年らはチャンキーを殴り、蹴り、足を骨折させ、首を絞めて頸椎を損傷させ、消臭スプレーを顔に向かって噴霧し火をつけた。ぐったりすると放り捨てたことを認めている。

RSPCAの調査官であるキャロライン・ドーさんも「これほどまでに残虐な例を見たことがありません。治療も困難を極めました」と語っていたが、この話題がさらに涙を誘った理由がチャンキーの人懐こさ、人間への信頼感にあった。これほどの経験を経た犬は臆病さと警戒心が強くなり、神経が過敏になって人間に攻撃的になってしまうものだが、チャンキーは飼い主と再会するとその胸に飛びこみ、無我夢中で甘えたそうだ。

そんな健気なチャンキーには懸命な治療が続けられ、奇跡的に健康な体を取り戻し、現在は平和な日々を送っているという。人懐こいからこそ悪い輩に誘拐されてしまったチャンキー。喋ることも泣くこともできないそんな健気な動物への虐待行為をRSPCAは「決して許されないこと」と断罪している。

出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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