空港のゴミ箱の前でうなだれて座っているテディベアの姿をTSA（米運輸保安庁）職員が撮影し、Instagramに投稿したことで各紙が報じるところとなった。

“ブローディー”と名付けられたこのテディベアは人気YouTuberのジェイク・ポールさんが動画撮影のために持ち込んだもので、ポールさんはテディベアと自身の航空券を購入し、ロサンゼルスからニューヨークへテディベアと搭乗しようと試みた。

しかしセキュリティチェックで引っかかったポールさん。TSA職員に「ガールフレンドへのプレゼントだ」と話をでっち上げたが、結局は「搭乗するには大きすぎるサイズ」としてテディベアを機内に持ち込むことを拒否されてしまった。

航空会社はポールさんに、テディベアを機内持ち込みの手荷物としてではなくチェックインカウンターに預けて受託手荷物として搭乗するか、テディベア分の航空券代の払い戻しをするかを申し出たそうだ。だがポールさんは無情にもテディベアを空港内のゴミ箱の前に置き去りにしたのだ。

その様子を録画していたポールさんだったが、途中から職員に止められたために音声だけを収めた動画がYouTubeに投稿されている。

ニューヨークに旅立つことが叶わず、置き去りにされた巨大なブローディーがポツンと座っている姿はなんとも哀愁が漂う。TSAのInstagramには「搭乗前には手荷物の大きさや重量などとチェックすることをおすすめする」とコメントがあり、「このテディベアを見かけたら自由に食べ物を与えてやってください」という一文も添えられた。

この巨大テディベアの投稿を見たフォロワーからは「誰かこのテディベアをもらってやって」「ひどい持ち主だ」「いや、TSA職員がひどい」「ブローディーが気の毒過ぎる」「ニューヨークに行けずかわいそう」「近くの子供病院に寄付してあげればいい」といった様々な意見が寄せられている。

出典：https://www.instagram.com/tsa
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）