イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】故フレディ・マーキュリー 親友には「エイズの事実」を最期まで知らせず

エイズに感染し、気管支肺炎を併発して他界したフレディ・マーキュリー。その彼と15年にもわたり親しくしていた歌手・俳優のピーター・ストレイカーは、当時を振り返りこう明かしている。

「フレディからは、血液の病気としか聞いていなかったんだ。だから僕は白血病か何かだと思っていた。」
「でも彼の顔に斑点のようなものができ始めて。そのことを聞いても、『血液に問題がある』としか答えない。僕にはエイズの知識があったけれど、まさか彼が…とは思いもしなかったよ。」
「ある日一緒にランチを食べたんだけど、斑点の状態が酷くてね。彼はそれを化粧で隠していたんだ。僕達は2階に上がり、彼のベッドに座ってテレビを見た。そして僕は『君、エイズなんじゃないか』と聞いたけれど、それでも彼は『違う、エイズじゃない』と否定したんだ。『何か問題があるのなら、僕はいつでもそばにいる』と伝えたけれど、その晩を最後に、彼とは二度と会えなかったよ。」

ピーターはフレディが亡くなる前に連絡を試みるも、スタッフに断られ続けたという。フレディの死去25年を記念し書かれた本の中には、ピーターの以下のような言葉が紹介されている。

「電話をかけても、決してフレディにつないでもらえなかった。」
「『彼は忙しい。外出中』いつもそう断られたんだ。でもそれは、フレディの指示だったのさ。」

フレディは結局、死の直前にエイズを公表したものの、彼の死に酷いショックを受けたピーターは葬儀に参列しなかったそうだ。フレディは死去前にずいぶん体調を崩し、「このまま苦しむよりは」と意を決して延命用の薬の服用を停止。その後は鎮痛剤のみを服用し、死期を早めたと伝えられている。

フレディの死後、関係者はピーターのショー会場を訪問。「電話をつないで差し上げればよかった」と話したうえで謝罪したそうだが、ピーターは「もう手遅れだ」と言うしかなかったという。バンドのメンバーは病名を早くから知っていたと言われるが、ピーターは本人から真実を聞くことはなかった。

出典:https://www.facebook.com/Queen
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

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