このほどトニー・ベネットが新著『Just Getting Started』にて、故エイミー・ワインハウスにつき以下のように綴っていることが明らかになった。

「この私自身、（アルコールやドラッグと）少々闘った。だから悪循環に陥ってしまったことも知っている。だけど立ち直ることもできると、彼女に伝えるべきだったのだろうか。」
「彼女がアイドルと慕っていた人物―そんな人物が『君こそ僕のアイドルだよ。君には素晴らしい才能があるんだ。その才能を、世界から取り上げるようなことはしないでほしい』と伝えていたら、結果は変わっていただろうか。」

そう悔やむトニーはエイミーを非常に高く評価しており、「魅力があり、おもしろくてチャーミングな人だ」と考えていたのだそう。そして仕事に向き合う姿勢にも触れ、こう綴っている。

「プロとしてとても立派だった。ただ少々シャイなところもあった。（一緒に収録をした際）彼女はこう言っていたんだ。『私のアイドルのひとり―そんな方とレコーディングするのは初めてで、緊張しているのです』と。」

ちなみにふたりは『Body and Soul』をデュエット。聴く者のハートを溶かすようなふたりの甘く美しい歌声に、多くの音楽ファンが酔いしれた。享年27歳、エイミーはあまりにも早くこの世を去った。

出典：https://www.facebook.com/amywinehouse
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）