海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】出会い系の男と彼のマンションで初デート 逃げようとした女性、バルコニーから転落死(豪)

2014年8月8日、ワリエナ・ライトさん(当時26歳)は出会い系サイト「Tinder」で意気投合した豪ゴールドコースト在住のゲーブル・トスティー(当時30歳)と会うため、はるばるニュージーランドから飛んできた。しかしサーファーズパラダイス地区にある高層マンションの彼の部屋に招かれると、そのバルコニーから転落死を遂げている。

即死であったライトさんゆえ、その密室で直前に何が行われていたのか知る由もないが、残っていたトスティーの携帯電話の録音記録から2人が口論していたことが判明。バルコニーの外に出て、突き出た部分にぶら下がりながら下の階に避難しようとしていたライトさんの写真も明らかになり、何らかの形で彼女を脅しながらバルコニーに追い詰め、死に追いやった可能性があるとしてトスティーは殺人容疑で逮捕・起訴されていた。

「ライトさんが自分に室内装飾の石を投げつけたり望遠鏡で殴りかかってきたため、喧嘩にはなったが私は彼女を脅すようなことは一切していない。ライトさんがお酒を飲むのをやめず、非常に暴力的になって殴ったり叩いたりしてきたのでやむなくバルコニーに締め出した」と一貫して無罪を主張していたトスティー。注目のその裁判がいよいよブリスベンのクイーンズランド州最高裁判所で始まった。

法廷でトスティー被告はいきなり劣勢に立たされる。「俺はまだバルコニーからお前を突き落としていない。お前はラッキーだな。何かヘンな動きをしたら、その時はいっきに叩き落としてやるぞ」と誰かに向かって話す、被告にしてみれば致命的ともいえるある録音データが披露された。また転落直前に「いやよ、やめて! 私は家に帰りたい」と泣き叫ぶライトさんの声を耳にしたとマンションの隣人も証言している。

しかし被告側のソール・ホルト弁護士はライトさんの性格について、積極的ゆえ関係が親密になると相手に強い態度をとるようになり、お酒を飲めば情緒が不安定になるタイプだったとして、転落は彼女の破壊的、自滅的行為であったことを主張。出会い系を通じて初めて顔を合わせた当日の事故ということもあり、「従来の殺人あるいは過失致死事件に抱くような概念で被告を裁くことはふさわしくない」とホルト弁護士は重ねて強調している。有罪の評決が下った場合トスティー被告には終身刑が言い渡される可能性が高い。

出会い系で知り合った男性に初デートで失望することは女性なら誰でもある程度は覚悟している。しかし「会ってみたら性格が合わなかった」 「外見が写真と違った」と笑って思い出せるケースはまだよい。ストーカー行為をされた、きわどい性的嗜好の持ち主だった、金銭問題を抱えていて結婚詐欺にあったなどは被害者のその後に強いトラウマを残すことがあり、最悪の場合、誘拐され人身売買組織に売り飛ばされる危険性もゼロではない。

出典:http://www.news.com.au
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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