このほど、キム・カーダシアンが『mediatakeout.com』及び同メディアのオーナーを「文章による名誉毀損行為を働いた」として提訴した。この件につき、キムの弁護団は以下のように主張している。

「フランスで大変恐ろしく精神的打撃の大きい強盗被害を受けた後、キムはアメリカに戻り、今度は（報道により）再び被害を受けました。今回はインターネット上のゴシップタブロイドが、2016年10月初旬にいくつもの記事を配信、そして彼女を嘘つきの盗人だと伝えたのです。」

この強盗事件でキムは総額11億円とも言われる宝飾品を奪われたが、同メディアでは「強盗事件をでっち上げ、嘘を並べ、保険会社に対する詐欺的な請求行為に走った」などと伝えたのである。この件につきキムの弁護士は「このメディアの報道には信用できる情報筋の提示がない」「キムに最大限の害を与えようと書かれた記事だ」などと猛批判しており、こう述べている。

「頭に銃を突き付けられ、手足を縛られ口までふさがれたのです。」
「さらに何億円もするジュエリーを奪い、強盗は逃走しました。」
「このような試練だけでは十分でないかのように、被告は事件のわずか数時間後に『キムは事件をでっち上げ保険金詐欺行為を働いた』と伝え、さらに状況を悪化させたのです。」

セレブリティに対する名誉棄損については法廷審理も一般的には難しいというが、それでもキムは報道内容を黙認できず訴訟に踏み切り、懲罰的損害賠償などの支払いを要求した。なお『Gossip Cop』によると『mediatakeout.com』は「仏警察もキムの嘘を疑っている」といった根拠のない報道を垂れ流しにし、その後キム側の弁護士の要請を受け記事は削除したもののコメント欄は放置。さらに悪質な嘘・噂を拡散したことに対し、何ら責任ある対処はしていないという。
（TechinsightJapan編集部　洋子アンダーソン）