「マドックスの肩に手が当たった。」
「いや、マドックスを殴り暴言を吐いた。」
虐待を否定するブラッド・ピットと妻アンジェリーナ・ジョリー側の言い分は完全に異なるが、当局はアンジェリーナに暫定的な親権を与え、ブラッドと6人の子供達は離れ離れに。その後ブラッドは5人の子供達と再会を果たすも、マドックス君にだけは会えていなかった。

そのブラッドが、このほどようやくマドックス君と対面。しかし機内での出来事、そしてまだ15歳と若く不安定なマドックス君の心理状態を考慮し、その場にはセラピストも同席したという。

ちなみに父子については再会予定が以前にもあったというが、その時セラピストが下した決断は「時期尚早」。まだタイミング的に好ましくないとして、再会は叶えられなかったそうだ。また虐待疑惑については当局が調査中で、FBIもアンジェリーナや子供達に当日何が起きたのかなどを質問したが、FBIについては「事実を確認した」にすぎず、捜査を行っているわけではない。

そして現在のアンジェリーナは、「パパ、ママが十分に関わる家庭生活を維持したい」と望んでいるもよう。しかし離婚の意志は固いらしく、ブラッドとよりを戻すことは念頭にないもようだ。ただ少なくとも「子供達をブラッドから完全に引き離したい」といった思いはないもようで、何よりも家庭と子供に癒しと生きがいを見出してきたブラッドにとっては、わずかながら光が見えてきたと言えそうだ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）