海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ICUから分娩室へ 末期の脳腫瘍を患う父が我が子誕生の瞬間を共有(米)

婚約者のジェシカ・リーさんの妊娠が発覚して幸せいっぱいだった2人に、悪夢のような出来事が襲った。出産予定日までわずか3週間という時に、キャグニーさんが膠芽腫との診断を受けたのだ。

ボルダーコミュニティ病院で、キャグニーさんは3度にわたる手術を行い集中治療室(ICU)で治療を受けていたが、ジェシカさんが産気付いたために急きょ、病院側の計らいでキャグニーさんをICUからジェシカさんのいる分娩室へと医療設備共々移動させた。

同病院は、悲しくも産まれることができなかった子供や、生後間もなく旅立ってしまった子供のために「Now I Lay Me Down to Sleep」という団体が無料で両親と子供の写真撮影を提供するサービスと提携している。今回赤ちゃんは無事に誕生したが、病と闘うキャグニーさんのために記念すべき写真を撮影してくれるカメラマンを探したところ、写真家のサラ・ボッコラッキさん(Sarah Boccolucci)が名乗りを上げた。

9月18日、午前2時12分に3856グラムの元気な男の赤ちゃんが誕生した瞬間、サラさんは分娩室でビデオ録画と写真撮影に臨んだ。動画には待望の我が子に会えたキャグニーさんが「オーマイゴッド」と発言し、感極まった様子が映し出されている。

赤ちゃんはリーヴォン・ロビーと名付けられた。「ロビー」というミドルネームは、キャグニーさんの人生においてとても大切な人の名前だという。病院スタッフはキャグニーさんとジェシカさんのベッドを近づけ、産まれたばかりの子供と両親の絆を深める計らいを見せてくれた。キャグニーさんはリーヴォン・ロビー君のへその緒を切ることもできた。

一部始終を撮影していたサラさんは「分娩室は、とても穏やかで喜びに満ち溢れていました。病院のスタッフやジェシカさんとキャグニーさんの家族は非常に素晴らしく、部屋はたくさんの愛とサポートに包まれていました」と『TODAY Parents』に語っている。

自身も4児の母親であるというサラさんは「私にとっては、今私たちにある毎日がギフトで、それを最大限に生かさなければならないのだということを実感させられます」とも話している。

現在、この新しい家族をサポートする「GiveForward」キャンペーンが行われており、キャグニーさんの治療費や入院費、ジェシカさんの出産費などの寄付を募っている。今のところ、目標金額5万ドル(約520万円)に対して3万ドル超が集まっているという。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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