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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】米・空軍消防隊長、熱心なチャリティ活動も寄付金はわが口座へ 豪遊バレて逮捕

人々が一目も二目も置く「米・空軍消防隊長」という肩書き。存在感や貫禄もたっぷりという59歳の消防隊長がチャリティイベントでそれを悪用して荒稼ぎし、逮捕された。詐取の被害にあったのは空軍基地や国防総省に出入りしていた業者たち。その善意は彼の豪遊や借金の返済で消えてしまったという。

米・空軍消防署(U.S. Air Force Fire Service)の署長であったジェームズ・ポドルスク(59)があろうことか詐欺容疑で逮捕された。慈善活動団体のサポート役として数々のチャリティイベントを催しては軍関連業者に募金を呼び掛け、しかしそのほとんどを騙し取っていた。豪華なバケーションやカジノでのギャンブル、クレジットカードの支払いに充てた疑いがもたれている。

問題の詐欺行為は2009年から2013年の間に行われていた。「国際消防長協会(International Association of Fire Chiefs)の年次会議のたびにポドルスクはチャリティディナーやチャリティゴルフコンペを主催し、空軍基地や国防総省との仕事をとりつけたい約25の業者に参加を要請し、100~500ドルと金額も指定して寄付金を募った。お金は「Toys 4 Tots」「Parkland Foundation Burn Camp」を含む5つの慈善団体に贈られると説明された。こうして合計16万4千ドルの寄付金が集まったものの慈善団体に送金されたのは一部だけで、13万3千ドルは彼の個人口座に振り込まれたとみられている。

米・司法省は「この件に関しては現在、空軍特別犯罪捜査部、FBI、国防犯罪捜査局、および海軍犯罪捜査局などが調査に関わっている」と発表したが、空軍の広報担当者は「コメントは差し控えたい」と述べるのみ。ポドルスクは防衛産業の請負業者の競争入札にあたっての情報の公平な開示を行わず、賄賂などの不正行為に手を染めていた疑いももたれている。

ミルウォーキーのメディア『ジャーナル・センチネル』紙が伝えているところによれば、有罪判決が下った場合、ポドルスクは横領した13万3千ドルを返還するだけでなく、懲役25年および50万ドルの罰金を支払うよう命じられる可能性が高いという。

出典:http://www.sheppard.af.mil
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)