アンジェリーナ・ジョリーや子供達も乗っていたプライベートジェット機で、酒の勢いもあり荒れてしまったブラッド・ピット。そこで「長男マドックス君に対し虐待行為があった」と何者かが匿名で当局に連絡したことから、児童家庭サービス課が家庭の状況を確認すべく調査を開始した。

それにひどく驚き狼狽しながらも、ブラッドはしっかりと調査に応じてきたとのこと。その後、複数の情報筋や関係者は芸能情報サイト『TMZ』の取材に応じ、「ブラッドが告訴される可能性は無いとほぼ確信している」と伝えたという。

ちなみにブラッドが故意にマドックス君を傷つけたと裏付ける証拠はなく、マドックス君には怪我もないとのこと。ただ喧嘩に至ったのは確かとされ、その流れについては「マドックス君の発言にブラッドが激怒した」「ブラッドがマドックス君に突進するもアンジェリーナが間に入った」という見方が濃厚だ。ブラッドの手が触れたのはマドックス君の肩あたりというが、検察官がこれを“故意の虐待”と証明するのは極めて難しいと関係者は見ているもよう。なおこの件については、警察への届けも出されていない。

虐待行為なのか、はたまた躾、もしくは単なる親子喧嘩なのか。それを確認すべく今後も児童家庭サービス課は子供達への聞き取り調査を続行するというが、子供達は突然の両親の破局に傷つき、離婚申請に至ったアンジェリーナ本人の苦悩も大きいという。というのもマドックス君こそがアンジェリーナとブラッドの絆を強めた存在で、彼がブラッドを突然「パパ」と呼んだ幼い日のことを、アンジェリーナは後に「何よりも決定的な瞬間になった」と語ったほど。またブラッドはマドックス君を映画の撮影現場にもたびたび呼び寄せるなどし、彼を血を分けた息子同然に育てていたのだ。

そんな中「離婚しましょう」と言われ“虐待行為に走った”とも報じられたブラッドは、ボロボロの状態ながら「どうにか数日内には子供達と再会したい」と話しているとのこと。またブラッドは今もアンジェリーナにつき一切ネガティブな発言はしておらず、「立派な母親だ」とする主張に揺るぎはないという。それも親を愛する子供達の心境を思いやってのことだが、今のアンジェリーナは「とにかく親権を私に」と必死で、離婚したいという気持ちに変わりはない様子だ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）