海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】小人症のカップル 高リスク乗り越え出産、念願の結婚式を行う(英)

ローラ・ホワイトフィールドさん(26)とネイサン・フィリップスさん(37)は、イギリスで初となるドワーフ(小人症)カップルとして知られている。

既にプロのエンターテイナーとしてイギリスで活躍していたローラさんとネイサンさんは、2012年に舞台「スノーホワイト」に出演した時、初めて出会ったという。7人の小人役の中で、ローラさんはソッピー役を、ネイサンさんはグランピー役を演じた。

その後2人は恋に落ち、ローラさんがネイサンさんにプロポーズをした1か月後、ローラさんは妊娠した。ところが喜びも束の間、医師はローラさんの体調に複数の問題があったために中絶をすすめた。

それでも産むことを決意したローラさんは、2014年にネイサンジュニア君を出産。小人症の特徴ともされる「軟骨無形成症(achondroplasia)」と「偽軟骨異形成症(pseudoachondroplasia)」を伴って生まれて来たネイサンジュニア君は、生まれて数時間もつか、もたないかと言われたが、現在は2歳半に成長した。医師によると、今後は普通の人と同じような生活を送ることができる可能性もあるという。

親族や友人50人に囲まれて、ダラムにある高価なホテルで行われたローラさんとネイサンさんの結婚式は、2人が知り合った舞台の上のようにロマンチックなお伽噺話の世界観に包まれた。

今日まで結婚式を待ったのは、息子にどうしてもページボーイをして欲しかったからだとローラさんは英紙『Daily Mail』で語っている。結婚指輪をのせたクッションを運ぶという大役を仰せつかったネイサンジュニア君。最後の方でクッションが重くなり、通路の端に逃げてしまうというちょっとしたハプニングがあったようだが、可愛いネイサンジュニア君の姿に両親もゲストも大いに癒されたようだ。

「身長が低いだけで、他の人と変わりはないんです」と話すローラさんは、夫のネイサンさん同様、過去には容姿が原因で苛められた経験があるという。しかし互いに愛する人を見つけた喜び、そして我が子を授かった幸せ、困難な妊娠であったにもかかわらず子供が生き延びた奇跡は、ローラさんとネイサンさんの人生により一層の自信を芽生えさせるきっかけになったようだ。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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