海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】壊れたソファの払い戻しを店側が拒否 理由は「アンタたちが太りすぎ」(英)

同州サンディエイカー在住のアニータ・ホワイトさん(51)は2014年9月、家具ストア「ハーヴィーズ(Harveys)」にてソファを1594ポンド(約21万円)で購入した。

ところが購入して1年も経たないうちに、ソファの形が崩れ始めた。座った場所が凹んでしまい元に戻らないため、アニータさんは「不良品」と判断した。そこでストア側に返金を求めたが拒否されてしまう。なぜならアニータさんと夫アランさん(61)の合計200キロある体重の重さにより、ソファが原型を失ってしまったと主張されてしまったのだ。

これを聞いたアニータさんは激怒。「1年以内で形が崩れてしまうような不良品を売っている店に、自分たちが太いから壊れたって言われて気分は最悪よ」と各英紙で語っている。

アニータさん夫妻はあくまでも「生産に不備があった」ことを主張し、個人的に監査人に調査を依頼して店側と対立する姿勢を見せた。

その結果、店側は全額返金を拒んだものの、1000ポンド(約13万円)分の返金に応じるか、ソファ代金分の金券をオファーした。ところがアニータさん夫妻はこれを拒否した。

夫妻が購入したソファは現在生産されておらず、仮にソファ分の金券を受け取ったとしても同じソファは購入できない。まして現金の返金となれば500ポンド(約6万6000円)以上も店の利益として取られてしまうのだ。さらにアニータさんは多発性硬化症という神経の難病を抱えていることを訴え、今回はあくまでも店側の不備ということで、病気のことを考えて座り心地のいいソファを提供するよう主張した。

しかし店が唯一提示したソファは、2644ポンド(約35万円)と高額だ。だがアニータさんは「私たちが太っているからなんて冗談じゃないわ。私たちは年金生活者なのよ。500ポンドもみすみすストアに取られてもいいなんていう余裕はないのよ」と怒りを露わにしている。

最終的にハーヴィーズは代わりのソファを提供することを承諾したが、それが35万円の高額なソファであったかどうかは不明だ。それでも「最初から店側は全額返金すべきだったのよ」とアニータさん言い続ける。

返品や返金が一般的なイギリスでは、アニータさんのような客も決して少なくない。しかし商品を既に使用していたのであれば、どこの店でも全額返金は厳しいと思うのが普通だ。「今までハーヴィーズでソファを何度か買ったことがあったけど、金輪際利用しないわ」というアニータさんの怒りは各メディアで報道された。

このニュースを見たネットユーザーたちは「使用していたくせに更に高額なソファを条件に出すのが図々しすぎる」「1000ポンドでも返金してもらったらいい方だったのでは?」「ソファは安いとその程度の質ってことを覚えていた方がいい」「こんなカップルにソファが1年も耐えられなかったんだね、きっと」「この機会にダイエットしてみるっていうのはどう?」といった、呆れ気味の声が多々あがっている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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