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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「出会い系」で知り合った中国人女性を信じ、空港で10日間待ったオランダ人男性倒れる

今や世界中の男性が熱心に閲覧しているといわれる出会い系サイト。結婚を視野に入れるとなると、料理が得意、聞き上手、優しいと3拍子揃ったアジア人女性は特に人気だ。だが、こんな例もあることを殿方たちは忘れてはならない。

「愛とはこんなにも切なく耐え忍ぶもの。そして傷つけられるもの…。」

そんなことを考えていたか否かは不明だが、中国・湖南省の「長沙黄花国際空港」のロビーである女性をひたすら待ち続け、挙句に倒れてしまった男性がいた。それはオランダ人のAlexander Pieter Cirkさん(41)。待てど暮らせどついに現れなかった幻の相手は、“湖南省在住で名はZhang”とだけ明かされていた女性であった。

出会い系サイトやメールオーダー花嫁探しのサイトに、おそらく熱心に取り組み過ぎていたのであろうアレクサンダーさん。2か月前、中国・湖南省に暮らす彼女をあるサイトで見つけて気に入り、やりとりを続けるうちに本人に会いたくてたまらなくなり、はるかオランダから中国・湖南省まで飛んできた。もちろん「彼女もきっと僕との対面を楽しみにしてくれている」と信じてのことである。

同空港でZhangさんを待つこと10日間。何度も彼女に電話をかけたがつながることはなかったといい、アレクサンダーさんはやがて栄養失調と脱水症状を起こして倒れ病院に搬送された。アレクサンダーさんに大きな同情が集まった一方で、“サイテーの女”と批判されてしまったZhangさんは湖南テレビの取材に応じるとこう語った。

「ある日突然、中国行きの航空券を手にした写真を送ってきたの。ジョークだと思った。その後は連絡が途絶えてしまったし、まさか本気で会いに来るとは…。」

「実は私、よその省で整形手術を受けていたの。ずっと留守にするから電話のコードも外しておいたのよ。」

中国のネチズンはそんなZhangさんを痛烈に批判し、「そういうサイトに登場する中国の女の子なんて皆ニセモノ。騙されてしまうなんてこの男性は本当に愚かだ」と嘆いている。

ところがZhangさんはアレクサンダーさんについて「確かにオンライン上ではロマンチックな雰囲気が高まっていたけれど、アレクサンダーさんって冷淡な雰囲気が漂っていたし…」と思わず本音を漏らしてしまった。

これを聞いたネチズンからは「おそらく彼女は空港に行き、実物(アレクサンダーさん)をこっそりと見ていたのよ。会うか会わないかそこで判断したのね。欧米人は靴を脱いで足を投げ出し、どこにでも寝たりするでしょう。そういう無作法な感じ、私たちにはどうかなぁって」という意見もあがっている。これには同意の声も多いようだ。

いずれにせよ恋に一途で情熱的、そして純情そのもののアレクサンダーさんを捨てるのはもったいないとわかったのか、Zhangさんは「これからも仲良くやっていきたい。彼の体調が回復したら会いにいってみようと思っているわ」と交際に前向きな様子だ。もっとも男性とみられるユーザーからは「それも怪しい。男の純情をこれ以上もてあそぶな」との声が出ている。

出典:http://www.bbc.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)