エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】道に迷った91歳のおばあちゃんを救った男子高校生 その勇気と優しさに涙 山本彩は「惚れてしまう」

間違って違う方向のバスに乗ってしまった91歳のおばあちゃんをとっさの判断で救った男子高校生のニュースをお昼のバラエティ『バイキング』が取り上げた。番組が直接取材して高校生本人や関係した警察署長、福祉課職員の証言映像も入ったドキュメンタリータッチの再現VTRを制作。これを見た番組出演者たちは感動し、ゲストの衆議院議員・若狭勝氏も瞳を潤ませた。

7月のことだ。福岡・飯塚市の男子高校生があわや知らない町で迷ってしまいそうになったおばあちゃんを救ったお手柄で、警察から感謝状が贈られた。8月5日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では“ほっこりしたニュース”としてその出来事を取り上げ詳しく伝えた。

高校1年生で剣道部の北岡くんは部活を終えて夜8時過ぎにバスで帰宅していた。すると1人のおばあちゃんが運転手から「そこには停まらないよ、方向が違うよ」と説明されて困っているではないか。知らない町でバスを降りるおばあちゃんを見て、北岡くんは「とっさの判断で自分も一緒に降りなければ」と行動した。おばあちゃんは7キロ離れた隣町に帰らねばならず、北岡くんが母親に電話で事情を話すと彼の母親がすぐに「分かった」と車で迎えに来てくれた。ところが、おばあちゃんが住む町には入ったものの、道に迷ってしまい自宅が分からない。そこで車から降りてその家を探そうとしたところ、すでに家族からおばあちゃんの行方不明の届けを受けていた市の福祉課職員と偶然会い無事に送り届けることができた。

北岡くんを表彰した田川警察署長は「(困った人に)声をかけるという判断は勇気がいるが、よくやってくれたと思う」と彼の行動を高く評価する。また、嘉麻市福祉事務所課長は「全然知らない所でバスを降りたおばあさんがどのようになっていたか、最悪の状態も考えられる」と彼のおかげでそれを免れたことを喜び、「くしくも七夕の夜だったので、運命的な素晴らしい出会いがバスの中であったんだなと思いました」と感慨深げだった。

「自分のおばあちゃんがこういう状態になっていたら可哀そうだし、助けてもらいたいと思ったので」とにかくとっさに動いたという北岡くん。その言葉にVTRを見た若狭さんはめがねの奥の目を潤ませつつ「もう最高ですね」となんとか言葉にする。MCの坂上忍は「すごいお手柄だったけど、北岡くんはお手柄でなくとも顔だけでほっこりする」とコメント、周囲も「いい顔っ」と共感しており、山本彩も感動しながら「もう、惚れちゃいますね」と口にした。

ただ、感動するだけでは済まされない現状がある。70歳以上の行方不明者数は2012年で1万4,228人、2015年では1万6,681人と年々増えているのだ。1人暮らしの高齢者数は1990年で約162万人、2015年は約601万人と増えていることが原因の1つだと考えられている。坂上は「うちの母もひとり暮らしなので他人ごとではない」と実感しており、若狭さんは待機児童問題と高齢者のひとり暮らしは大きな課題の両輪だと認識していた。

出典:https://www.instagram.com/sayaka__714
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)