海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】機内で騒いだ難病少女に「黙らせて!」 怒鳴った女性をこっそり撮影、SNSで公開した母親(英)

機内で眠りたい、でも子供が騒いでいて眠れない。それに腹を立てた女性客が、子供の両親に怒鳴りつけたうえに暴言を放った。これに対して子供の母親が自身のFacebookに女性客の姿を投稿し、その態度を批判したのだ。この件について、ネット上では賛否両論の意見が飛び交っている。

様々な乗客のいる飛行機の中で、子供が騒いで迷惑した人もいることだろう。面と向かって批判するかしないかはその人の性格によるのだが、このほどスペインのイビサ島から英マンチェスター空港に向かう飛行機の中で、20代半ばの女性客は子供の騒ぎ声に我慢がならず、その子の両親に向かって「うるさい! 子供を黙らせて!」と怒鳴りつけた。

怒鳴られたのは斜め後ろの席に座っていた、チェシャー州ノースウィッチに暮らす二コラ・コレンソさんとそのパートナーのリック・マリーさんだ。彼らは4人の子供たちとホリデーからの帰りだったが、うち8歳のヤスミンちゃんは「スタージ・ウェーバー症候群」を患っていた。

「スタージ・ウェーバー症候群」は年間5万人~10万人に1人の発症率と言われている難病で、脳内の血管の循環が何らかの原因により悪くなることで運動麻痺や発達障害、片頭痛、てんかん発作を起こす疾患である。顔面の赤い痣が特徴となり、ヤスミンちゃんの場合も顔の左半分が痣に覆われている。

ヤスミンちゃんは一日に何度もてんかん発作を起こす状態であったが、それがいつ起こるかは両親にも予測はつかない。二コラさんとリックさんにはヤスミンちゃんの他に3人の子供がいるため、夏休みということもあって海外に出向いたのであろう。ところが帰る日になって、あまり具合が良くなかったヤスミンちゃんはパニック症状になり奇声をあげて騒ぎ出した。

家族はこういうこともあろうかと、チェックイン時に「なるべく後ろの奥の席にしてください」とリクエストをしていた。そしてヤスミンちゃんを囲むように家族で座っていたものの、斜め前の女性客がヤスミンちゃんの騒ぎに我慢できず怒鳴ってきたのである。

二コラさんは娘が障がいを持っていることや具合があまり良くないことを女性に説明し、「席の移動が可能かどうか乗務員に聞いてみては?」と提案した。だが、それでも女性の暴言はおさまらない。これが二コラさんを怒らせる原因となってしまった。

「ちゃんと謝ったし娘の病気のことも話したのに、理解する態度を見せるどころか子供たちの前で暴言まで吐いて、さらに娘を不安に陥れた」と二コラさん。その女性を斜め後ろから撮影した写真とともに、Facebookで怒りを吐き出した。

「あなたの怒鳴り声や暴言は、娘を落ち着かせるために何の役にも立たなかったわ。あなたは昨日、自宅でよく眠れたかしら? 娘はあの後、容態が悪くなって救急車で病院に搬送されたの。娘がうるさくしたことは悪かったけれど、あなたのあの態度はあまりにも酷い。他の障がいや難病を持つ親が同じ思いをしないように、ここで注意喚起の意味で投稿するわ。障がい者は見た目ではわからない人もいるということをあなたは知るべきよ。恥を知りなさいよ!」

反響は大きく、二コラさんへの同情と共感が寄せられFacebookには11万以上のシェアが集まった。ところがネット上では、二コラさんの態度にも批判の声があがったのだ。「子供のことで、何も知らない乗客に怒鳴られたのは不快だっただろうけど、無断で写真を撮影してSNSに投稿して批判するってどうなの?」「子供の具合が悪いなら、どうして飛行機に載せたのか」「障がい者の子供がいるなら海外に行かずに国内旅行にすればいいんだ」「私も機内で子供が騒いだらイライラするから、その女性客に同情するわ」といった声が寄せられた。

その一方で「じゃあ、子供が障がいや難病だからって家族は海外にホリデーに行っちゃいけないの?」「親だって息抜きは必要でしょ」「事情を知ったなら理解すべき」「うるさいなら耳栓していればいいじゃないか」といった二コラさんを擁護する声も多い。

子供は騒ぐもの」と割り切って過ごすことができれば一番いいのだが、やはり批判する人はいるものだ。この出来事があった日に、深刻な発作を起こして緊急搬送されたヤスミンちゃんだが、二コラさんは機内での女性客の態度が相当のストレスになったのだろうとFacebookに綴っている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)