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writer : maki

【エンタがビタミン♪】『仰げば尊し』で村上虹郎の暴れっぷり “チーム陣内”登場でさらに過熱

ドラマ『仰げば尊し』の第1話では、舞台となる美崎高校の不良グループが暴力で幅を利かせる実態が描かれた。なかでもリーダー格の青島裕人(村上虹郎)は「ここでは俺たちが法律だ」と新しく吹奏楽部の顧問となった元サックス奏者の樋熊迎一(寺尾聰)に対しても反抗する。諦めずに説得する樋熊により一度は心が通じたかに思えたのも束の間、青島はイスで音楽室の窓ガラスを叩き割る暴挙に出た。弱小吹奏楽部が日本一を目指す実話をもとにした本作だが、まずは荒廃した状況をリアルに映し出すこととなりそうだ。

脚本:いずみ吉紘、監督:平川雄一朗がタッグを組んだことから『ROOKIES』(2008年)のような感動作を期待させつつ、日曜劇場『仰げば尊し』(TBS系)が7月17日にスタートした。生徒の校内暴力や非行が絶えない神奈川県立美崎高等学校の小田桐校長(石坂浩二)が偶然見かけた樋熊(寺尾聰)の人格に惚れ込んで「我が校を救ってほしい」と懇願して非常勤教師に迎える。美崎高では不良グループのなかでも青島裕人(村上虹郎)、木藤良蓮(真剣佑)、安保圭太(北村匠海)、高杢金也(太賀)、桑田勇治(佐野岳)の5人組が手が付けられず教師たちも近寄らなかった。

彼らの素行や対する樋熊の姿に『ROOKIES』や『スクール☆ウォーズ』(1984年)を思い浮かべた人も少なくない。ネットでは「野球が吹奏楽になっただけのこと」「スクールウォーズの吹奏楽部バージョン?」などの感想も見受けられた。荒れた高校の実態から目を背けずに真っ向から挑んでゆく樋熊とそれを少しずつ受け入れる生徒たち、それを描く上でそれぞれの導入は似たようなものになるのかもしれない。

第2話では1話の回想シーンで出てきた卒業生・陣内剛史(高畑裕太)らが青島たちと出会う。高畑裕太は17日、『高畑裕太(yutatakahata)ツイッター』にて「来週、陣内剛史、暴れます。是非」、重岡佑一郎も『重岡佑一郎 youichirou_shigeoka Instagram』で「チーム陣内、応援宜しくお願い致します」と意気込んでおり、さらに問題が起きそうだ。

ただ、主演の寺尾聰は「必要なところではアクションもあるが、最終的には感動する作品を目指す」と話している。本作は野球やラグビーではなく吹奏楽を通して生徒たちの心が変化していく。音楽で心を通わせる点では『表参道高校合唱部!』(2015年)や『L×I×V×E』(1999年)、『それが答えだ!』(1997年)などが思い浮かぶが、本作にもそれに迫る展開を期待したい。

出典:https://www.instagram.com/takumi1103dish
出典:https://www.instagram.com/youichirou_shigeoka
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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