グアテマラのある町で行われた復活祭イベントで、十字架に磔にされたイエス・キリスト役の俳優が高所から落下した。英メディア『dailymail.co.uk』が動画で紹介したことから大きな話題となっている。

このほどグアテマラ西部のスチテペケス県サンタ・バルバラ市で「復活祭」の一大イベントが行われた。かなり背の高い十字架のトップに磔にされたのはイエス・キリストに扮したひとりの俳優。カールの効いた長髪と白い下帯で雰囲気はばっちりであった。しかしほどなくして十字架そのものが斜め前方に大きく傾げ、腕と脚を固定させるロープなどはなかったのか俳優はあっという間に宙に放出された。

十字架を支えていたロープを必死に掴みながら、大股を広げるその姿。聖書には決して記されていないシーンで、彼の形相はイエス・キリストとは似ても似つかないものであった。なにしろ十字架の高さを13フィート（4メートル弱）とする記事が多いが、実際はそれよりはるかに高そうだ。群衆は大きな悲鳴をあげたものの奇跡を起こすにはいたらず、俳優の体が地面に叩きつけられたことをガーナのメディア『citifmonline.com』が伝えている。

SNSを通じて世界にその話題は広まり、Facebookに公開された動画においては“空飛ぶキリスト”、“バットマン・キリスト”などというニックネームまでついてしまった。「普通の人間がキリストになんてなれるわけないじゃないか。目指したところで所詮ターザン止まりってことさ」などというコメントも多いようだ。

出典：http://citifmonline.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）