海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】警察署で、バス停で 人々に見守られながら2つの命が誕生(南ア)

多くの警察官に見守られながら産声を上げた赤ちゃん。さらに、バス停で職員に助けられて無事に産まれた赤ちゃん。医療設備のない場所での出産であったが、どちらも元気な男の子が誕生したという。

2月28日早朝、南アフリカのケープタウン、テーブルビュー警察署内で元気な男の子が産まれた。

真夜中に警察署にやってきたホームレスの夫婦。妻が突然、産気づいたため「ここなら安全」と駆け込んだという。午前3時、呼び出された医療ボランティアの女性が駆けつけ、プライベートが保たれるような部屋に女性を移動させた。そして床に毛布を敷き、分娩開始。午前5時半に男の子が誕生した瞬間、周りから祝福の声があがった。ボランティアの女性は気づかなかったが、分娩中に20名もの警察官が固唾をのんで出産を見守っていたのだ。

ちなみにこの時、手薄になった警備をすり抜けて留置場から脱出した女がいたが、すぐに捕まったそうだ。

3月14日午後、ケープタウンのバス停のマネージャーXolani Stofileさんが「オムランバ」バス停の職員を訪ねたところ、女子トイレである女性の異変に気づいた。

その女性は妊婦で、使用中のトイレのドアにもたれるように立っていた。女性は苦痛をこらえる表情をしていたが、突然破水。それを見たマネージャーは即座に立ち上がるとその場で女性のストッキングを取り、出産準備を始めた。マネージャーは救急手当の資格もあったため、的確かつ迅速に対応し、無事に男の子を取り上げた。

その後、女性と赤ちゃんはすぐに病院へ搬送された。現在は母子ともに健康ですでに退院しているが、女性の夫はバス停マネージャーと当時分娩を助けてくれたすべての人に感謝の意を述べたという。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)