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writer : maki

【エンタがビタミン♪】大後寿々花が“謎の少女”役 東日本大震災から5年、奇跡のものがたりがラジオドラマに

東日本大震災から5年目を迎える今春、Date fm(エフエム仙台)とTOKYO FMの共同制作によるラジオドラマで、女優の大後寿々花がヒロイン役を務めることが分かった。彼女は宮城県女川で新聞配達店を営む男性の前に現れる謎の少女役を演じる。3月11日を前に放送される“たった1日の奇跡のものがたり”に注目だ。

3月6日に放送される『ライターのつぶやき~河北新報の5年~』は、東日本大震災から5年目を迎える成人の日に起きた奇跡のものがたりを描いたものだ。主演に俳優の山崎一、ヒロイン役を大後寿々花、その母親役を辻しのぶが務める。

漁師町女川で新聞配達店を営む男(山崎一)の前に謎の少女(大後寿々花)が現れ、彼がなくしたライターを手渡す。少女の望みで新聞配達の車に乗せて復興しつつある町を案内しながら、男は5年前の震災直後に発行された河北新報を避難所に配達したことを話し始める。すると、少女は「おじさん、怖がらないでね…」とある秘密を打ち明けるのだった。

少女の母親役を演じる辻しのぶは2月25日、ブログ『しのぶの栞』で前日に収録を終えたことを伝えている。ラジオドラマは初めての経験だったことから苦悩もあったようだ。そんななか、プロデューサーの言葉から「真っ直ぐに向き合えばいいのだ」と思えるようになり、「温かい女川弁も背中を押してくれました」という。彼女は「震災から5年、聴いてくださる方に失礼のないように、不器用ながらも、全身で少女の母を演じさせていただきました。私にとってそれは祈りでした」と収録を振り返り、「局の方が何度も取材を重ねられて生まれた作品。優しくて、哀しくて、あったかくて。より多くの方に届きますように」と願っていた。

ラジオドラマの収録現場(出典:http://ameblo.jp/fufuu)

大後寿々花は子役時代から芸能界に入り、ドラマ『セクシーボイスアンドロボ』(2007年)で松山ケンイチと主演を務めて注目された。最近では、映画『桐島、部活やめるってよ(2012年)や『悼む人』(2015年)に出演、昨年末は『AKBホラーナイト アドレナリンの夜』の第24話『オルゴール』で島崎遥香と共演している。今回はラジオドラマでどのようなものがたりを聴かせてくれるのだろうか。また、番組では未曾有の大震災を経験した方々のリアルな声も収録しており、5年目の今、抱えている想いを語る。

ラジオドラマ『ライターのつぶやき~河北新報の5年~』は3月6日(日)19:00~19:55、TOKYO FMをはじめJFN系列局ネットで放送される。

出典:https://www.instagram.com/suzuka_ohgo
出典:http://ameblo.jp/fufuu
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)