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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】オープンすぎる男性用トイレ サンフランシスコにお目見え

今時のアメリカ男性は、これほどまでに開放的な小便器をためらいなく使えるものであろうか。サンフランシスコのある公園に斬新すぎるトイレが登場して人々を困惑させているが、なんとこれは市が検討して設置したものであるという。

ゴールデンゲートブリッジからもすぐという、米サンフランシスコ市が管理する「ミッション・ドローレス・パーク(Mission Dolores Park)」。ここに新設された丸いブースは、建てている最中から人々は「いったい何になるのだろう」と首をかしげていた。ついにお披露目となりその正体を知った人々は苦笑しているが、同市はいたって真剣であることを地元メディア『KNTV』が伝えている。

写真は市営鉄道が公園の片隅に設けた停車駅。この近辺では電車を待つ者、降りてすぐの者が尿意を我慢できずに“立ちション”することがしばしばであった。何しろそれまで公園内のトイレはたったの3か所。そこで公園を運営するサンフランシスコ市の公園・レクリエーション管理部は、改修費25億円弱の予算の一部でその対策を行うと決定し、このような非常に簡素な小便用ブースが完成した。

担当したスコット・ウィーナー主事は『KNTV』の取材に、「公園を利用する皆さんに喜んでいただけるよう様々なオプションを提供した次第です。環境保全という意味では、近隣に暮らす皆さんのためでもあります」と説明している。また実際にそこで用を足したというアーロン・カトラーさんは「尿意を感じた時、すぐそばにこういうものがあるのは有り難い。無くては本当に困るからね」と答えている。

大勢の観光客が訪れてトイレの前に列ができるような観光スポットや公園などでは、罰金制度を設けてもどうしても立ちション被害がなくならない。またトイレの個室でドラッグを使用する者、寝てしまうホームレスの存在は深刻な問題である。最低限のプライバシーを保護しながら簡易なつくりのトイレを数多く設ける、この公園の新たな取り組みには全米市町村の公園・レクリエーション管理部が注目しているという。

出典:http://www.latimes.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)