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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】冷蔵庫下から世界最恐種のヘビが! 豪アデレードで活躍するヘビ駆除業者

ヘビという生き物は大小で恐ろしさを見極めるものではない。コブラ科の卵生種、ブラウンスネーク属の「イースタン・ブラウンスネーク」は決して大型でないが、東南アジアからオーストラリアにかけて“最も強毒”と恐れられている一種である。このほど豪アデレードの一般家庭で…。

アデレードでごく普通の暮らしを営んでいたある女性。彼女は冷蔵庫に飲み物を取りにいったところ、その下からきわめて細長い、しかし腹部が膨らんだ茶色のヘビを発見してあわてて「Snake Catchers Adelaide」というヘビの駆除業者に連絡した。やって来たのはその道においては凄腕で鳴らしているローリー・バレルさん。冷蔵庫をややずらして背面からヘビを刺激するとあっという間に捕獲したが、予想だにしないことを告げて彼女をさらに仰天させた。

「もう大丈夫です。でもこのヘビは世界で2番目に猛毒だといわれている“イースタン・ブラウンスネーク”という種類で、15もの卵を産み付けていました。孵化する前で良かった!」

ローリーさんは『ABC News 24』の取材に、「顧客からの駆除依頼はひっきりなしで1か月につき大体300匹のヘビを駆除していますよ。かれこれもう40年もやっていますから、毒の有無にかかわらず私にとっては朝飯前の作業です」と話している。万が一の対峙には、余計な刺激さえ加えなければ通常はヘビの方から逃げ出すはずだという。

オーストラリア人がヘビ毒で死亡する場合イースタン・ブラウンスネークはその原因のトップであり、最も恐れられている毒ヘビである。しかし「捕獲後は殺すことなく追い払うことにしている」とローリーさん。このたびのヘビはメスで産卵のため疲れ切っていたとし、解き放つ前に一応水やネズミを与えてあげたという。自然豊かで美しいオーストラリアの人々の暮らしに憧れる人は多いが、ヘビやクモとの安全なる共存を心がけることが必須条件となるようだ。

出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)