「歩きスマホ」の習慣がある人は要注意。携帯に気を取られているうちに、尊い命を失うかもしれない。中国・浙江省温州市で「歩きスマホ」をしていた女性が誤って川に転落し、溺死する事故が起きた。

悲劇の瞬間は防犯カメラに記録されていた。カメラには川から約2メートル離れた道路の右側を歩く女性が映っており、歩きながら携帯電話を見ていることがわかる。女性は自分が川に近づいていることにまったく気付かないまま歩き続け、右足を踏み外して川へ転落した。

死亡したのは28歳の既婚女性。事故当日、残業で遅く帰った夫は、妻がいないことに気付いた。翌日になっても戻ってこないので近所を探してみたところ、川辺で妻の靴を見つけたため通報したという。遺族の話では、女性は普段も食事の際から寝る直前まで携帯電話を手放さなかったそうだ。

現代の生活に欠かせない携帯電話。歩きスマホ専用レーンを設けるなど、その行為を容認している中国だが、歩きスマホが原因の事故はあとを絶たない。

※　画像はchinatimes.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　片倉愛）